きょう29日(月)は、朝まで雨の降る所があるが、日中は西日本・東日本では晴れる見込み。ただ、西日本を中心に黄砂が飛来する予想で、場所によっては空がぼんやりと霞みそうだ。
　この時季としては全国的に朝から気温が高く、日中は甲府(山梨)や宇都宮(栃木)などで、最高気温が25℃を超える夏日になる見通し。

天気回復するも、北日本では雲多め

　明け方までは、関東など東日本太平洋側で局地的に激しい雨が降ったが、活発な雨雲は次第に海上に抜けていきそうだ。朝のうちは東北で雨の残る所があるが日中は天気が回復し、西日本や東日本で広く晴れる見込み。雨上がりの晴天は花粉の飛ぶ量が多くなるため、花粉症対策は万全にしたい。
　北日本は、日中も日本海側を中心に雲が取れにくく、北海道では夜にかけて雨や雷雨の所がある見込み。

西日本中心に黄砂　あすにかけて北日本・東日本にも

　きょうは西日本を中心に黄砂の飛来が予想され、空がぼんやりと霞んで見えたり、車や外干しの洗濯物に黄砂が付着するなどの影響が出る可能性がある。気になる方は、洗濯を部屋干しにした方が良さそうだ。
　場所によっては見通しが5キロメートル未満になる見込みで、航空機の離着陸など交通への影響が出るおそれがあるため注意が必要となる。
　あす30日(火)にかけては、北日本や東日本にも黄砂が飛来する見通し。

関東甲信で今年初めての夏日か　北日本も5月並みでなだれや融雪に注意

　午前5時現在、最低気温が0℃未満の地点はなく（富士山頂を除く）、全国的に朝から気温が高くなっている。日中は日差しが気温をさらに押し上げ、東北南部から西日本にかけて最高気温が20℃を超える見込み。
　予想最高気温は、甲府(山梨)で26℃、宇都宮(栃木)・前橋(群馬)で25℃、関東甲信では、今年初めて夏日となる所もあり、日中は半袖で過ごせそうだ。
　また、北日本では、気温の上昇に伴い、なだれや融雪に注意が必要になる。

＜29日の予想最高気温(前日差)＞
札幌　17℃(+3℃)　5月中旬並み
仙台　22℃(+7℃)　6月中旬並み
新潟　19℃(+1℃)　5月上旬並み
東京　24℃(+5℃)　5月下旬並み
名古屋　24℃(+6℃)　5月中旬並み
大阪　20℃(+3℃)　4月中旬並み
福岡　21℃(+2℃)　4月下旬並み
那覇　26℃(±0℃)　5月上旬並み

（気象予報士・海老原美代子）