『野母崎らしさ』 青潮学園のティーラン 

青潮学園のティーラン

 長崎市野母町の市立野母崎小中一貫校「青潮学園」に「ティーラン」というキャラクターがいる。学級通信や職員の名刺など校内各所に登場し、地元で親しまれている。
 2019年の夏ごろに誕生した。学園のシンボルを募ったところ、同校の児童生徒から約50作品が寄せられ、熊千枝里さん(15)のデザインが選ばれた。野母崎地区で発見されたティラノサウルスの歯の化石や軍艦島の夕日、スイセンやウミガメなど野母崎らしさが詰め込まれている。
 名前はティラノサウルスの「ティ」と、ランラン楽しく走るイメージから付けられた。この春同校を卒業する熊さんは「入学してくる子たちにティーランを知ってもらい、みんなで大切にしてほしい」と後輩に思いを託す。

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