くつろぎを提供するオシャレなカフェが、2020年4月に真備町有井にオープンしました。
その名も「CAFE&DINING GLITTER(カフェアンドダイニング グリッター)」。
お腹が空いたとき、甘いものを食べたいとき、ちょっとのんびりしたいとき…。
そんな時にピッタリなカフェなんです!
ボリュームたっぷりな定食から、パスタやピザ、そして甘いスイーツ。
アンティーク調の家具や照明が並ぶ店内は、長居したくなる空間です。
日ごろの疲れを癒すために、真備町の新しいカフェ「GLITTER」でゆっくりしてみませんか?
心地よい空間を楽しんで。「GLITTER」の店内のようす
木製の扉を開くと、まるで別世界のような空間が広がっています。
インドネシアから取り寄せた木材を店内に使用した、店主こだわりの空間です。
アンティークなテーブルや椅子は、上質な雰囲気が漂います。
筆者のお気に入りは、カウンター席の深緑色のチェア。ふかふかで座り心地もいいんです。
店主の実家が営む、井原市美星町にある「雑貨とアンティーク 海猫」から仕入れた、家具や雑貨が並びます。
ソファー席もあるので、時間を忘れておしゃべりに夢中になりそうです。
「GLITTER」の多彩なメニューを紹介
▼「CAFE&DINING GLITTER」(以下、GLITTER)の営業時間は以下のとおり。
ランチは、午後5時までと長い時間対応しています。
デザートが全時間帯でオーダーできるのはうれしいですね。
ランチメニューはパスタやピザ、日替わり定食など。
ディナーメニューは、ワインなどのアルコール類に合う一品料理が用意されています。
お店の看板メニューである、美星豚を使った料理がおすすめです。
▼2021年1月現在のテイクアウトメニューはこちら。
オシャレなカフェでいただく、ボリュームたっぷりな「鶏の唐揚げ定食」
真備町の災害復興に携わる工事現場のかたが利用しやすいよう、ボリュームたっぷりなメニューとしてランチ限定の「定食」を考えたそうです。
取材をした2020年11月のランチメニューの定食は、「鶏の唐揚げ定食」と「カニクリームコロッケ定食」でした。
鶏の唐揚げ定食はオープン時からの定番メニュー、もう1種類は日替わりです。
定番の「鶏の唐揚げ定食」を注文しました。
小鉢2種類、漬物、メインの鶏の唐揚げ、味噌汁、白ごはんがついて、なんと880円(税込)!(2020年11月取材時の価格)
▼ショウガの下味がしっかり染み込んだ唐揚げは、外はサクッと中はジューシー。
▼岡山県産の「コシヒカリ」はツヤツヤでもっちりとして、唐揚げにとっても合います。
▼日替わりの、2種類の小鉢がうれしいですね。
食後にデザートはいかが?口当たりの優しい珈琲と一緒にどうぞ!
食後には、総社市にある「珈琲焙煎所 豆Lab.」のこだわりの珈琲豆を使った「コーヒーゼリー」と、「オリジナルブレンド」の珈琲を注文しました。
見た目もオシャレなスイーツは、店内の雰囲気と調和してより気分が上がります!
▼程よい甘さの生クリームとほろ苦なコーヒーゼリーは相性抜群です。
▼「珈琲焙煎所 豆Lab.」の豆を使用したオリジナルブレンドは、口当たりがよくてほっとするやさしい味わい。
デザートは営業時間内にいつでも注文可能なので、ちょっと休憩に来てみてもいいですね。
甘くて柔らかいお肉を味わって。お店看板メニュー「美星豚の豚丼」
「GLITTER」の人気メニューといえば、「美星豚の豚丼」は欠かせません。
ランチ、ディナーともにオーダー可能です。
▼温泉卵に箸をいれると、黄身がとろ~り。
甘辛いタレと柔らかい美星豚、そしてまろやかな温泉卵の組み合わせは絶品です!
美星豚の濃厚な甘みを楽しめますよ。
オシャレな空間と多彩なメニューがそろう魅力的なカフェ「CAFE&DINING GLITTER」。
おいしい料理を振る舞う、店長の藤井達也(ふじい たつや)さんにお店のこだわりなどお話を聞きました。
インタビューを読む
「CAFE&DINING GLITTER」の店長・藤井達也さんにインタビュー
真備町でお店を始めたいきさつ
──真備町でお店を始めようと思ったキッカケを教えてください。
藤井──
僕は総社出身で、高校生のときから長年通っていた美容室が真備町有井にありました。
平成30年7月豪雨でその美容室が被災し、辺りは全てなくなってしまって…。でも、災害後約3~4ヶ月で復旧し、営業再開されたんです。すごく早かったですね。
そして、またこの美容室に通うようになりました。
ずっと倉敷市内の飲食店で働いていたのですが、そろそろ自分も独立しようかなと考えていることを、その美容室で話をしたんです。
すると、美容室のかたが「この近くで営業してくれたら助かるわ」と言われたんです。
「昔は喫茶店が多かったけど、よく行っていた喫茶店は全てなくなってしまった。真備町で飲食店を営業してくれたらうれしい」と。
その言葉がキッカケですね。
──店名の「GLITTER」の由来を教えてください。
藤井──
「GLITTER」は、「輝く」や「光る」という意味があります。
災害でたくさんのものがなくなった真備町に、もう一度なくなったものが復活していったらいいなという想いをこめてつけました。
オシャレな空間づくりへのこだわり
──店内がオシャレで独特な雰囲気でとても気に入っています。お店作りのこだわりを教えてください。
藤井──
お店の小物や家具は、僕の実家が経営している「雑貨とアンティーク 海猫」からほぼ仕入れています。
父が海外から輸入した家具を使って、落ち着ける空間づくりにすごく力を入れました。
ぜひ食べてほしい。看板メニューの美星豚と季節ごとに変わる自家製スイーツ
──お店のオススメのメニューを教えてください。
藤井──
「海猫」が井原市美星町にあるので、そのつながりで美星町の加工工場から直接美星豚を部位ごとにカットして仕入れています。
美星豚を直接仕入れているところが、僕のお店の看板にしているところですね。
デザートに関しては、季節に合わせたメニューを考えて提供しています。白桃が旬の時は白桃のパフェ、冬はぜんざいやホットドリンクなど。
力をいれていることのひとつです。
お店を始めてよかったこと
──お店さんはお店を2020年4月にオープンされて、ちょうど新型コロナウイルス感染症の影響で大変な時期だったと思います。オープンされた時の苦労や、逆によかったことなどお話を聞かせてください。
藤井──
オープンしてすぐの2020年4月、5月は正直言って苦しかったです。テイクアウトをしたり、営業時間を短縮したり。けど、徐々に常連さんが増えました。本当にありがたいことです。
よかったことは、「料理がおいしかったよ」と言っていただけることですね。やっぱりそれが一番うれしいです。
店内の内装にも力をいれているので、「店内がオシャレだね」と声をかけてもらえることが多く、それもうれしいですね。
一度来てくれたかたが気に入ってくれて、リピーターさんが増えていることもありがたいと思っています。
今後のGLITTERについて
──今後、やってみたいことなどありますか?
藤井──
新型コロナウイルス感染症の拡大の影響もあるので、今すぐは難しいのですが、店舗の空き時間を使って、スイーツを作る料理教室などができたらいいなと考えています。
店舗を使いたいかたがいれば、ワークショップなどに使ってもらうために貸し出しなども今後いつかできたらいいですね。
おわりに
「幅広いシーンで楽しんでほしい」と話す、店長の藤井さん。
おひとりさまから友人や家族と、デートや女子会での利用にもおすすめです。
「誰かのために、何かをしたい」という思いが詰まった「GLITTER」。
またひとつ優しい輝きが灯った真備町のカフェで、おいしい料理やスイーツを食べて癒やされてみてはいかがでしょうか。