nijiiro喫茶。 ~ ナチュラルで温かな雰囲気が気持ちいい。カラフルなメニューと笑顔あふれる喫茶店

ゆったりと落ち着いた空間でさまざまな世代の人がくつろぐ、そんな喫茶店があります。

白い壁と木のぬくもり。

ナチュラルテイストな店内で味わうのは、カラフルな野菜や果物がたっぷりのランチやデザート。

福山市駅家町にある「nijiiro喫茶。」は、見た目にも楽しいメニューがいっぱいの喫茶店です。

色鮮やかな野菜や果物をたっぷり使ったメニューが気になる「nijiiro喫茶。」を紹介します。

福山市駅家にあるナチュラルテイストな「nijiiro喫茶。」

車で福山駅から県道378号と391号を駅家町方面に進むこと約15分、2階建てでナチュラルな外見の「nijiiro喫茶。」が見えてきます。

白い壁が青空に映えますね。

2017年にオープンしたnijiiro喫茶。は、取材をした2021年現在で5年目を迎えました。

駐車場はお店の前に10台分あります。

白いキャンパスであるお店を、虹色のようなお客さんの笑顔やカラフルな食材をたくさん使用したメニューで満たしたい、という思いから名づけられた「nijiiro喫茶。」。

楽しい時間を過ごして外にでたときに、雨上がりの虹を見たような気持ちになる、そんなお店でありたいという思いが込められています。

明るく開放的で落ち着いたnijiiro喫茶。の店内

店内は、白い壁紙と木の色合いが優しいナチュラルテイスト

グリーンやダウンライトが映える落ち着く空間のお店です。

温かい雰囲気の店内には、窓から明るい光が差し込んでいます。

1階の奥にはキッズスペースも完備

子供たちが遊んでいる間に、ゆっくりランチができそうですね。

入口右手の階段から2階席へ。

吹き抜けが気持ちいい広々としたスペースです。

2階席も、温かく居心地のいい空間が広がります。

奥のほうには、隠れ家のような席も。

ひとりでゆっくりランチするにもよさそうです。

木のぬくもりが感じられる落ち着いた店内で、のんびりゆったりとしたぜいたくな時間が過ごせます。

ホールの中央に準備されているカトラリーや取り皿はセルフです。

カトラリーの奥にはデトックスウォーターも用意されています。

パインが入っている水(左)は、飲んだあとにほんのりと甘い香りがしました。

右のビネガーウォーターも飲んでみましたが、酸味はそれほど強くなく飲みやすいですよ。

後味がさっぱりとするのでぜひ試してみてください。

種類も豊富なモーニングセットはドリンクつき

モーニングはしばらくお休みしていましたが、2021年2月より復活しています。

ドリンクつきのお得なセットが690円(税別)から。

ドレッシングはクリーミーごま、黒酢たまねぎ、クリーミーナッツの3種類からお好みのものを選べます。

モーニングタイムは午前9時30分から11時までです。

前菜付きのランチは3種類!

2021年2月現在3種類のランチメニューがあり、すべてのランチに前菜がつきます

ランチは、ドリンクセット1,490円(税別)、ドリンクなし1,290円(税別)から。

ランチタイムは午前11時から午後2時までです。

▼オープン当時から変わらない人気のガーリックシュリンプ

メニューは定期的に入れ替わっていますが、オープンからずっと変わらないのはガーリックシュリンプだけ!

根強い人気メニューです。

大きめのエビはプリプリとしていて、適度なガーリックオイルがクセになりますよ。

オープンサンドはアボカドとサーモンの2種類!

アボカドクリームチーズとスモークサーモンチーズの2つの味が一度に楽しめるオープンサンド。

たっぷりの具材が載った大きなオープンサンドは、かなり食べ応えがありました。

▼パスタにはエスプーマクリーム添え。

エスプーマクリームとは、亜酸化窒素ガスを添加して作ったふわふわとしたムース状のクリームのこと。

お好みのパスタにふわふわのエスプーマクリームが添えられて出てきます。

ムースのようなふわふわクリームが楽しめますよ。

▼写真はサーモンクリームパスタです。

パスタは8種類のなかから選べます。

種類は以下の通り。

  • きのこたっぷりクリームパスタ
  • ドライトマトのオイルパスタ
  • 和風明太子
  • ジェノバソース

旬のいちごをたっぷり使ったパフェが絶品

12月からの期間限定メニュー、旬のいちごを使ったパフェを食べました。

出てきた瞬間に思わず歓声をあげてしまった、とてもボリュームのある「今季のいちごパフェ」1,100円(税別)。

上からいちごモンブランと生クリーム、そして生クリームの外側には旬のいちごを6~7個くらい使っています!

チョコにクッキー、バニラアイスと食べ進めていくと、最後にはほうじ茶ムースがたっぷり!

コーンフレークなどは使わず、アイスやムースがたっぷり入っているのもこだわりのひとつだそう。

ボリュームはあるけど、後味がさっぱりとしていて、おとなも子供も大満足のデザートです。

いちごの季節限定デザートは「今季のいちごパフェ」と「復活ミルフィーユ」の2種類。

旬の果物を使ったシリーズは定期的に入れ替わっていて、旬のいちごデザートはゴールデンウィーク頃までだそうです。

そのほかにも、パンケーキやドリンクなど、たくさんのメニューがあります。

コーヒーや紅茶、ソフトドリンクなど、豊富なメニューがそろうドリンクは450円(税抜)から。子供用サイズは220円(税抜)です。

スムージーも種類がたくさん!すべて850円(税別)です。

スムージーやパフェをはじめランチなどさまざまなメニューは、テイクアウトでも楽しめます。

ナチュラルでゆったりとした空間が魅力の「nijiiro喫茶。」。

nijiiro喫茶。の藤田優子(ふじた ゆうこ)さんにお話しを聞きました。

「nijiiro喫茶。」の藤田優子(ふじた ゆうこ)さんへインタビュー

──オープンの経緯や当時のことを教えてください。

藤田(敬称略)──

オープンは2017年なので、いま(2021年2月取材時)5年目ですね。

当時、子供が産まれてすぐだったので、おんぶをしながらお店のことをしていました。

なので、必死すぎて実はあまり当時のことを覚えていないんです(笑)

もともとハワイに行くのが好きで、「かわいいお店をいつか出したいね」という話を主人としていました。

nijiiro喫茶。はハワイテイストではないんですが、ナチュラルで癒やされる空間にしたいと思って作りました。

nijiiro喫茶。の経営は主人で、メニューを作るのは私がやっています。

美容室もやっているので、お店自体はスタッフさんに任せている感じです。

美容室はもう13~4年になりますが、飲食店は経験もなく働いたこともなかったので、すごく大変でした。

メニューの作り方もわからないところから始まって、イチから勉強したんです。

なので本当に必死でやってきました。

──メニューのこだわりについて教えてください

藤田──

もともと自分たちの生活がナチュラル志向で、添加物もなるべく摂取しないという方向でやっています。

なので、nijiiro喫茶。も健康志向というコンセプトではじめました。

オープンしてみて、地域のニーズに合わせたりしていたらそれだけでは難しいなって思うようになったので、今はそこまで健康志向はうたっていません。

でも、てんさい糖を使うなど、使う材料ひとつずつにはこだわっているんです。

そのなかで、見た目が映えるメニューも意識しています。

映えるといえばInstagramやFacebookの写真がステキですね。

nijiiro喫茶。は美容師の私がメニューを作っているので、見た目はとても重視しています。

もともと素人だった私が作っているので、プロの料理人さんに負けないよう、美容師の感覚でバランスや色合いなどの見栄えにこだわっています。

でも、実は誰でも作れるようなレシピなんです。実際にお店で作るのはスタッフさんなので。

簡単だけど、お客さんに「どうやって作ってるの?」って思ってもらえるようなものを意識しています。

──いま(2021年2月)の人気メニューは?

藤田──

いちごパフェが人気ですね。

nijiiro喫茶。のいちごパフェはかなり大きいと思います。

男性が食べてもおなかいっぱいになってほしくて、いちごパフェだけじゃなくどのメニューも大きめなんです。

旬のデザートは季節が終わるまで。いちごはいつもゴールデンウイークくらいまでやっています。

──キッズスペースや授乳室もあるんですね。

藤田──

オープンしたのが、私が子供を産んだあとだったので、キッズスペースや授乳室のあるお店があったらいいなと思って。

2階右手の青いドアが授乳室

お子さまランチは作っていないんですけど、持ち込みはOKです。

なので、子供用の食べ物を持ち込んだり、取り分けていっしょに食べたりしてもらえばと思っています。

ひとりで子供を連れてきておいしいランチをパパっと食べて帰る、そんなお店にしたかったんです。

自分もそんなお店が欲しいなと思っていたので。

──これから新しいメニューの予定は?

藤田──

nijiiro喫茶。のメニューは人気があれば続けたり、なければ早く終わったり、その辺は臨機応変です。

今後もどんどん作っていきたいんですけど、パッと頭に浮かんだものを作っていくので、今はまだ決まっていません。

特に告知はしていなくて、食材や旬のものを見てひらめいたら作って、それをスタッフさんに確認してもらってメニューにします。

小さなお店なのでその辺りは自由な感じです。

──今後の目標やどういうお店にしていきたいなどありますか?

藤田──

オープン当初は、近所のおじいちゃんおばあちゃんが気軽にきてくれるお店にしたいなって思っていたんです。

いまは、メニューがかわいいのもあって若いかたもたくさんきてくださいます。

SNSを見てきてくださるみたいですね。

若いかたも、おじいちゃんおばあちゃんも子育て世代も、いろいろな世代のかたがたくさん集まるようなお店にしたいなと思っています。

近所に根付いたお店になるとうれしいですね。

おわりに

笑顔がすてきな藤田さんのお話しを聞いて、ナチュラルで温かいお店の雰囲気は藤田さんのお人柄そのままだなと感じました。

お客さんの笑顔があふれる「nijiiro喫茶。」は、色鮮やかな食材を使った見た目にもおいしいメニューばかり。

朝はモーニングタイムもあるので、目当てに早くから訪れるのもいいですね。

落ち着いた居心地のいい店内で、ゆったりとした時間を過ごしてみませんか?

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