MLB公式サイトが「先発ローテベスト10」発表 ダルのパドレスは2位

ダルビッシュ(ロイター=USA TODAY)

米大リーグ(MLB)公式サイトは29日(日本時間30日)に最新の「2021年ローテーション・ベスト10」を発表した。ダルビッシュ有投手(34)が開幕投手を務めるパドレスを2位とした。5人が基本のローテーション投手だけでなく、スポットで先発する可能性のある投手も含めて比較している。

パドレスはダルビッシュ、18年にア・リーグのサイ・ヤング賞を受賞した左腕ブレーク・スネル(28)、19年に11勝した右腕ジョー・マスグローブ(28)の移籍トリオに加え、昨季のナ・リーグのサイ・ヤング賞投票4位の右腕ディネルソン・ラメット(28)、メジャー3年目の右腕クリス・パダック(25)、メジャーデビュー間近の左腕マッケンジー・ゴア(22)の6人をリストアップした。

同サイトは「地区の2位だが、全体でも2位。ドジャースに挑戦する十分な戦力を集めたかもしれない。心配なのは健康状態だ。ダルビッシュも2018年にヒジと上腕三頭筋を痛めている。しかしピレラーGMはベテランと若手を融合させた何か特別な布陣を編成した」と期待を寄せる。

1位はパドレスの同じナ・リーグ西地区のライバルで昨季のワールドシリーズ王者のドジャースだった。左腕クレイトン・カーショー(33)、右腕トレバー・バウアー(30)、左腕デービッド・プライス(35)のサイ・ヤング賞トリオは強力だ。

3位は田中将大投手(32)が抜けたものの、大黒柱のゲリット・コール(30)が健在のヤンキース。4位はサイ・ヤング賞2回の右腕マックス・シャーザー(36)を筆頭に剛球右腕スティーブン・ストラスバーグ(32)、メジャー通算193勝の左腕ジョン・レスター(37)ら実績ある顔触れが並ぶナショナルズが入った。5位はサイ・ヤング賞2回の右腕ジェイコブ・デグロム(32)が絶対的エースに君臨するメッツが選ばれた。

6位以下はブレーブス、ホワイトソックス、インディアンス、アスレチックス、レッズだった。前田健太投手(32)が開幕投手を務めるツインズは選ばれなかった。

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