平戸・田平にサムソンホテル新館開業 13階建て、客室は93

グランドオープンしたサムソンホテル新館アネックス=平戸市田平町

 平戸市田平町のリゾートホテル、サムソンホテル(柴山昌樹社長)が敷地内で建設を進めていた「新館アネックス」が28日、グランドオープンした。13階建てで客室数は93。総投資額は30億円。全室から平戸瀬戸や平戸城を望める。
 最上階にチャペル、12階に6人程度のグループ宿泊に対応する特別室を2室、4階に200人収容の大広間を整備。ファミリー層向けにキッズルーム、1500冊が自由に閲覧できる漫画コーナー、カラオケルームなどもある。
 新館は2019年4月着工。ホテルによると、設計の見直しなどに加え、新型コロナウイルスの影響もありオープンの時期を20年9月から延期していた。
 同日のオープニングセレモニーで柴山社長は「当初の開業予定がずれ込んだが、長丁場の工期が無事に終わり、関係者に感謝したい。多くの宿泊客に喜んでもらい、コロナ禍を乗り越えたい」とあいさつした。
 同ホテルは08年開業。これまでは3階建て本館、10階建てタワー館の計46室で営業してきた。新館オープンに伴う新規雇用者数は20人。開業後もスタッフの募集は続けている。


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