買春あっ旋逮捕の早大生ユーチューバーが謝罪 金銭授受は否定も複数人と〝不適切関係〟

捜査を行った警視庁目白署

今月上旬、知人の北海道大大学院生の20代男性に児童買春の相手として当時15歳だった女子高校生Aさんを斡旋したとして、児童買春・ポルノ禁止法違反の疑いで逮捕された井上秋甫氏(22)が29日、自身のユーチューブアカウント「公立進学校botニキ」を更新し、事件を謝罪した。

井上氏は昨年7月、ツイッターに「英語を教えているので興味があったら連絡して」と投稿。当時15歳だったAさんと知り合った。

その後、同氏はAさんを自宅に招き、肉体関係を持った上で、そのことを知人男性数人が参加するチャットで報告。これに興味を示した知人男性からAさんを紹介するよう頼まれたという。

井上氏はツイッターでフォロワー数2万5000人を誇る「公立進学校bоt」の〝中の人〟で、昨年10月からは現役大学生ユーチューバーとしても活動。全国の高校の豆知識を披露する動画が話題で人気を博していた。

井上氏は29日夜に「逮捕された件について」と題した動画を投稿。スーツ、ネクタイ姿で「このたびは、私公立進学校botが逮捕されたことに関しまして、関係者、リスナーの皆様、フォロワーの皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしたことを心より深くお詫び申し上げます」と逮捕を認め、頭を下げた。

続けて「事実とそうでないもの」があるとした上で詳細を説明。一部報道で知人男性やAさんから紹介料を得ていたとされることに関して「双方から一切のお金をもらっていない」と否定。

一方で、Aさんが18歳未満であることを知りながら、犯罪行為を行ったことについては「あまりにも思慮が浅い行為だと深く反省しています」と謝罪した。

井上氏はAさん以外にも複数の未成年女性と〝関係〟を持っていたことを告白。18歳未満との淫行を処罰する「青少年保護育成条例」に抵触しており「合意の上であれば問題ないとの認識を持ってい。軽率な行為だった」と反省の弁を口にした。

井上氏によると、当局からは売春斡旋と条例違反のどちらについても「悪質性は低かったと判断された」とのことで、罰金刑となったという。

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