中日が育成1位左腕の近藤を支配下選手に 与田監督「評価がどんどん高くなった」

左から与田監督、近藤廉投手

中日は30日、育成ドラフト1位の近藤廉投手(22=札幌学院大)と支配下選手契約を結ぶと発表した。背番号は「202」から「70」に変更。近藤は同日、与田監督とともにバンテリンドームで会見を行った。

「一日でも早く支配下選手登録されるという目標を達成できてよかったです。自分が思っているよりは早かったです」という新人左腕は、キャンプの練習試合から27日のウエスタン・阪神戦(ナゴヤ球場)まで10試合連続無失点だ。

与田監督は「ファームからも高い評価があった。スピード表示以上に速さを感じるなど、着実にステップアップしている。大胆に勝負できるし、(打者が)とらえるのが難しいボールを投げるので、一軍でもいけるんじゃないかと評価がどんどん高くなった」と、支配下契約に至った経緯を説明。

続けて「現状ではリリーフの可能性が高いと思うけど、左のワンポイントでも右打者にも堂々と向かっていけるようになってほしい」と高い期待を寄せた。

近藤は「1試合1試合ていねいに。支配下選手になっても変わらずに0点でベンチに帰ることを目標にやっていきたいと思います」と新たなスタートに向けて抱負を語った。プロの舞台でどのような投球を見せるか注目だ。

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