三井情報とアライズ、勘定科目明細AI-OCR入力システムを山梨中銀に導入

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三井情報とアライズイノベーション(アライズ)は3月29日、「勘定科目明細AI-OCR入力システム」を共同開発し、山梨中央銀行(山梨中銀)に導入、運用を開始したと発表した。同システムは、国税庁が提供する勘定科目内訳明細書フォーマット(新旧)16種類22明細をAI OCRでデータ化し、これまで手入力していたデータ登録作業を自動化するもの。4月から、三井情報が金融機関向けに提供する。

システム利用イメージ図

金融機関では、融資先企業の財務状況の的確な把握に、融資先から提供された決算書の貸借対照表や損益計算書の内容に加え、その内訳明細を示す勘定科目内訳明細の詳細な分析が求められる。分析には明細の正確なデータ登録が前提となり、金融機関では手作業で登録することから多くの時間が割かれている。そこで、三井情報、アライズ、山梨中銀は18年に勘定科目内訳明細のAI OCRを利用したデータ登録と登録データ分析に関する取り組みを実施した。

今回、その取り組みで得た知見をもとに勘定科目明細AI-OCR入力システムを開発し、従来から三井情報が提供している「OCR決算書入力システム」上で勘定科目内訳明細書の入力も可能にした。同システムでは、アライズが提供するAIを活用したOCR「AIRead」で帳票を判断・文字認識し、データ化した勘定科目内訳明細の情報をOCR決算書入力システムで修正や紐づけを行い、「CASTER X(キャスターテン)」から帳票や勘定科目内訳明細データを出力する。

同システムの利用により、勘定科目内訳明細書を正確にデータ化することで、金融機関での現預金の粉飾アラートの判断、手形の銘柄や月数から手形の不良化の情報を得るなどの詳細な分析を可能にする。