内田篤人が「報道ステーション」でスポーツキャスターに挑戦!「“とりあえずやってみよう精神”で取り組みたい」

テレビ朝日系の「報道ステーション」(月〜金曜午後9:54)に、サッカー元日本代表の内田篤人がスポーツキャスターに就任する。

同番組では、入社2年目の安藤萌々アナウンサーが月~木曜のスポーツキャスターに就任したが、そのスポーツコーナーに新たに内田が参加。毎週水曜に出演し、自身初となるスポーツキャスターとしてのキャリアをスタートさせる。

内田は2006年に鹿島アントラーズへ入団。ディフェンダーとして、クラブ史上初となる高卒ルーキーでの開幕戦先発出場を果たし、08・09年にはJリーグベストイレブンを受賞。さらに、A代表や南アフリカW杯の日本代表メンバーにも選出されるなど大活躍した。10年からはドイツへ渡り、17年8月までFCシャルケ04に所属。14年にはブラジルW杯の日本代表メンバーに選ばれるなど快進撃が続く中、故障に苦しみながらも17年8月からはウニオン・ベルリンで、18年からは古巣の鹿島で現役アスリートとしてまい進。20年8月に惜しまれながらも現役を引退した。

内田は「『報道ステーション』に出演できるのが非常にうれしくて、『僕でいいならぜひ!』と即答しました。ただ、『報道ステーション』のスポーツといえば、澤登正朗さんや松岡修造さんのイメージが強く、上品な番組だと感じていたんです。そういう意味ではちょっと心配ですが、僕らしくやりたいと思います」とオファーを受けた時の喜びと、意気込みを口にする。

初めてのスポーツキャスター、しかも生放送ということで「もちろん、生放送で緊張感もありますし、最初は分からないことやできないことだらけだと思います。でも、現役を引退した選手が誰でもいただけるような話ではないですし、今後に生かせるように頑張ります。妻の両親も『えっ!?』と驚き、僕の親は『大丈夫なの?』と本気で心配していましたけど(笑)、“とりあえずやってみよう精神”で取り組みたいと思います」と家族の反応を明かし、意欲をにじませる。

また、個人的にやってみたい取材や体験してみたい競技について「サッカーしかやってこなかったからこそ、ほかの競技に興味があります。見ていて面白いと思うのはバスケットボール、一番面白いと感じたのはラグビーですね。ほかにも僕が触れてこなかった新体操や柔道、近代五種競技、馬術…何でもやってみたいです。馬術は、子どもと一度馬に乗ったことがある程度の経験しかないですが、深みがありそうで興味があります」と語った。

お手本にしたいスポーツキャスターは、同番組にも出演している松岡修造。「修造さんからは熱が伝わるじゃないですか。スポーツの根本はそこだと思っているので、あそこまで激しくできるか分からないですけど、スポーツのよさやアスリートの人間性、競技の素晴らしさを伝えていきたいです」とし、「仕事としていろんなことにチャレンジできる場をいただけて、すごくありがたいです。アスリートだったからこそ気付けるスポーツのよさもあると思うので、時間はかかるかもしれませんが、ちゃんと伝えられるよう頑張っていきたいと思います」と表明する内田の、“彼にしか打ち出せないカラーやリポート”に注目していきたい。

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