倉本聰×鈴井貴之の対談が実現! 86歳の倉本を突き動かすものは?

NHK総合で4月2日に「北海道道 2年目突入!倉本聰スペシャル ~ドラマ界の巨人は なぜ北海道を選んだか~」(午後9:30、北海道ローカル)が放送される。新年度1回目は49分の拡大スペシャル。北海道・富良野在住の脚本家・倉本聰氏と番組MC・鈴井貴之の対談をおくる。

昨年4月に放送開始し、いよいよ2年目を迎える「北海道道」。番組スタート以来、鈴井が「最も話したい人物」としてきた演劇界の大先輩、倉本氏がビッグゲストとして登場。鈴井はサブMCの多田萌加と共に、44年間にわたって富良野に居を構える倉本氏のもとを訪問し、倉本氏自身がプロデュースしたバーで、雪景色の残る富良野の森を背景にじっくりと話を聞く。

ニッポン放送のラジオディレクターとして出発した倉本氏は、数々のヒット脚本を書いて売れっ子になった。しかし、大河ドラマ作家として上り詰めた矢先に、NHKと衝突。すべてを捨てる覚悟で北海道・富良野へ移住した。そこで生み出したドラマ「北の国から」(フジテレビ系)がメガヒット。以来、富良野の地域に根ざして暮らしながら、ドラマ・映画・舞台と多岐にわたって作品を制作してきた。82歳の時には脚本を担当したドラマ「やすらぎの郷」(テレビ朝日系)が社会現象に。コロナ禍を受け、今年1月には、シンガー・ソングライターの中島みゆきらと医療従事者支援のクラウドファンディングを立ち上げ、あっという間に数千万円を集めた。86歳の今なお、精力的に発信を続ける。

波乱に満ちた倉本氏の人生の最大のキーポイントは、北海道との出合い。人生のどん底の時期に北海道に住み始めたことで、「思想が全く変わってしまった」と語る。その変化が、あの「北の国から」とその後の輝かしい作品群を生んだという。

倉本氏が、富良野を選んだのはなぜか。「東京へ帰ることは一度も考えたことがない」と語る、その“北海道愛”とは? 80歳を超えても自身を突き動かすものは「怒り」と「恋情」と明かす、その原動力に迫る。また、社会と人間を描いてきた倉本氏は、コロナ禍の今をどう見つめるのか。ドラマ界の巨人の思いを、さまざまな角度から聞く。

© 株式会社東京ニュース通信社