「食」をテーマにした映画「種まく旅人」シリーズの第4作「種まく旅人～華蓮（ハス）のかがやき～」が、3月26日から石川県で先行公開されている（全国公開は4月2日より）。このほど、先行公開されている石川県で、れんこん農家の視察のため石川県金沢市へとやってきた農林水産省職員の神野恵子を演じた栗山千明と、実家のれんこん畑の後継ぎ問題に直面する山田良一を演じた平岡祐太が登壇した舞台あいさつが実施された。
シリーズ2作目に続いて主人公神野恵子役を演じた栗山。役作りなどで心がけた点について、「井上監督からは、人間ドラマではあるが、エンターテインメント性の部分を神野恵子には担ってほしいとの要求があったのでその点は意識しました。あと、神野恵子はお節介な役どころであり、カップルの問題に首を突っ込むのですが、皆様に共感していただけるように気をつけて演じました」と語った。
れんこんが題材の本作。れんこん畑に足を踏み入れるのが初めての体験だった栗山は、「劇中で神野が初めてれんこん畑に入るシーンで苦戦するカットがありますが、演技ではなく、本当に歩けなくて大変でした」と撮影を振り返った。一方平山は、「歩くのにはコツがあって、つま先から泥に入ると歩きやすくなり、ベタ足で入ると足が抜けなくなってしまうんです。でもスタッフ含め誰かがコケると現場は盛り上がっていました」と撮影現場でのエピソードを披露した。
最後に栗山は「石川県金沢の皆様に感謝しています。金沢の皆様のおかげで、この映画は完成しました。皆様に見ていただけて、本当にうれしく思っています」と喜びをコメント。平岡は「本作のような地域発の映画が、全国に広がっていってほしいと願っています。ここ金沢から盛り上がって広がっていってほしいと思います」とメッセージを送り、舞台あいさつを締めくくった。
【作品情報】
種まく旅人～華蓮のかがやき～
2021年3月26日(金)石川県先行公開／4月2日(金) 全国順次公開
配給：ニチホランド
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