「サンドラの小さな家」 登場人物・キャストまとめ 4月2日公開

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住む場所を失ったシングルマザーが2人の娘たちのために再起する姿を描いた映画「サンドラの小さな家」が4月2日に公開される。

「サンドラの小さな家」は、「マンマ・ミーア!」「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」のフィリダ・ロイドが監督し、長編初主演となるクレア・ダンが脚本と主演を務めた作品。舞台を中心に活躍していたダンが、シングルマザーの親友が「アパートを追い出されて行き場がなくなる」と電話をしてきたことをきっかけに、本作の脚本を執筆。脚本を読んだロイド監督がほれ込み、ダンが主演することを条件に監督を引き受けた。Variety誌が選ぶ 2020 年ベスト映画第4位に選出されるなど、高い評価を受けている。

「サンドラの小さな家」の登場人物・キャストを以下に紹介する。

■サンドラ・ケリー(クレア・ダン)
虐待をする夫のもとから逃げ出したシングルマザー。2人の娘たちと家を探すものの、公営住宅は長い順番待ちで、ホテルでの仮住まいの生活から抜け出せないでいる。ある日、娘との会話から小さな家を自分で建てるというアイデアを思いつき、インターネットでセルフビルドの設計図を見つけ、清掃人として働いている家の雇い主ペギーや建設業者のエイドたちの協力によって、家の建設に取りかかる。だが、束縛の強い元夫の妨害にあってしまう。

【キャスト】
クレア・ダン。1988年、アイルランド・ダブリン生まれ。主に舞台俳優として活躍。フィリダ・ロイド監督が2012年~2017年にロンドンの劇場ドンマー・ウエアハウスで上演したシェイクスピア劇を女性のみで演じるという実験的な三部作「ジュリアス・シーザー」(2012)、「ヘンリー4世」(2014年)、「テンペスト」(2016)に出演。ロイド監督に持ち込んだ本作「サンドラの小さな家」の脚本がダン自身の主演で映画化。2020年のサンダンス映画祭で絶賛され、Variety誌が選ぶ2020年ベスト映画第4位に選出、同誌の「2020年に注目すべき脚本家トップ10」、VOGUE誌の「2021年のライジングスター15」、Variety誌の「2021年のアワードシーズンの女性」にも選ばれた。

■ペギー ハリエット・ウォルター
サンドラが掃除婦として働く家の雇い主。かつては医師で一見気難しそうな未亡人だが、サンドラの境遇を知って最初に手を差し伸べる。裏庭の土地をサンドラに提供することを申し出て、ためらうサンドラに、かつて掃除人として働いていたサンドラの母とは友人だったことを語り、好意を受け取るように促す。

【キャスト】
「吸血鬼ドラキュラ」などで知られるクリストファー・リーを叔父に持つ。舞台・映画・テレビで活躍し、2011年には大英帝国勲章(DBE)を授与され、デイムの称号を持つ女優。本作のフィリダ・ロイド監督が演出を手掛けたオール女性キャストのシェイクスピア劇三部作の「ジュリアス・シーザー」「ヘンリー 4 世」「テンペスト」では主演を務め、本作の脚本兼サンドラ役のクレア・ダンと共演している。

■エイド コンリース・ヒル
家族と建築業の仕事を愛する平凡な中年男性。自力で家を建てることに協力して欲しいというサンドラからの依頼を一度は断るが 、ダウン症の息子のフランシスに背中を押されて手伝うことを決意する。

【キャスト】
北アイルランド出身で、ローレンス・オリヴィエ賞を受賞し、トニー賞にもノミネート経験がある。ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズで演じた、諜報機関のトップである狡猾なヴァリス役が人気を集めた

【作品情報】
サンドラの小さな家
2021年4月2日(金) 新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開
配給:ロングライド
©Element Pictures, Herself Film Productions, Fís Eireann/Screen Ireland, British Broadcasting Corporation, The British Film Institute 2020

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