小泉進次郎環境相(衆院神奈川11区)は30日の閣議後会見で、菅義偉首相(同2区)の自民党総裁任期満了(9月末)に伴う次期総裁選への自身の出馬について問われ、気候変動政策の推進に意欲を示した上で「そのこと以外、頭にない」と明言しなかった。
報道各社の世論調査で次期首相候補の上位に名を連ねる小泉氏。11月の気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)などを踏まえ、「総理に日本の気候変動政策の進捗(しんちょく)をいかに効果的に発信してもらうか。国民や産業界、自治体が足並みをそろえて進めるよう全力を尽くす」と述べた。
また、2020年度の第1四半期を振り返り、脱炭素社会に向けた取り組みについて「職員一丸で進めてきたおかげで政策の進捗が大きかった。さらに加速させていきたい」と語った。(石川 泰大)