6階級王者パッキャオが6月クロフォードと統一戦に向け交渉 ファイトマネーは44億円

次戦が注目されるパッキャオ

ボクシングの6階級王者、マニー・パッキャオ(42=フィリピン)が、WBO世界ウェルター級王者のテレンス・クロフォード(33=米国)との統一戦を6月5日にUAEのアブダビで行う交渉をしている。30日(日本時間31日)の米スポーツ専門局「ESPN」が伝えた。

2019年7月にキース・サーマン(32=米国)に判定勝ちしてWBA世界ウェルター級王座の2度目の防衛をしたパッキャオはそれ以来試合をしておらず、現在は「休養王者」となっている。

約2年ぶりとなる試合の相手として「ESPN」が挙げたのは、独自に制定している「パウンド・フォー・パウンド」(体重差がないと仮定した場合のランキング)で1位に君臨するクロフォード。昨年11月に元IBF世界ウェルター級王者のケル・ブルック(34=英国)豪快なKOで破り、WBO同級王座4度目の防衛をした後にはパッキャオとの対戦を熱望していた。

「ESPN」は「クロフォード戦の交渉は続いていて、最終決定はまだ」としている。

パッキャオの次戦については他にも様々な相手の名前が挙がっているが、4000万ドル(約44億円)のファイトマネーを希望しているといわれるクロフォード戦の実現がなるかが注目される。

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