31日（水）午後も晴れて気温の上がる地域が多いが、黄砂により遠くがぼんやりと霞む所もありそうだ。
　東北南部や東・西日本は、内陸を中心に空気が乾燥するため、火の取り扱いに注意が必要となる。

　31日（水）午前、東京で2日連続、黄砂が観測された。西日本から東北にかけては、午後も遠くが見通しにくい地域があるが、黄砂は徐々に解消される見込み。
　気温は全国的に今の時季としては高く、関東から西の太平洋側は昼過ぎにかけて23℃前後まで上がり、内陸では25℃以上の夏日となる所もありそうだ。ただ、九州南部は午後も雲の取れにくい所があり、沖縄は大気の状態が不安定で雷雨となる可能性がある。

1日（木）広く晴れ

　あす1日（木）にかけても広い範囲で晴れて、全国的に気温の高い状態が続く見込み。関東など太平洋側は、雲の広がりやすい時間もあるが、日中いっぱい天気の崩れはほとんどなさそうだ。東北や東・西日本は、内陸を中心に空気が乾燥するため、引き続き火の取り扱いに注意が必要となる。
　一方、沖縄は1日（木）も雲が多く、日中は雨の降る所がある見込み。

週末　天気下り坂

　2日（金）は北・東日本で晴れる所が多いが、西日本は次第に雲が多くなり、太平洋側で雨が降る所もありそうだ。3日（土）はさらに雲の広がる所が多く、午後は北海道で雨の降り出す所がある見込み。4日（日）は全国的に天気が崩れる予想で、関東から西の太平洋側は5日（月）午前中にかけて雨が残る予想となっている。なお、5日（月）はこの時季本来の気温に戻る所が多く、日本海側を中心に風が冷たく感じる所もありそうだ。

（気象予報士・高橋和也）