アーセナルがSNS差別撲滅キャンペーンを実施 地域の学校やコミュニティの教育に尽力

 アーセナルがオンライン上での差別撲滅キャンペーンを実施し、試合から差別根絶を誓った。

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 SNS上で差別と闘うことを目的として、アーセナルが“#StopOnlineAbuse”のアクションプランを立ち上げた。クラブのあらゆるカテゴリーの選手を対象とし、定期的に差別発言を行うユーザーをブロック、プロトコルの再確認を徹底していく方針だ。またアーセナルは1720万人のユーザーを抱えるTwitterアカウントのヘッダー画像を“#StopOnlineAbuse”の文字を含んだデザインに変更し、声明で地域の学校やコミュニティに働きかけこの問題の教育を行うと発表している。

「SNSは世界中のサポーターがクラブや選手を身近に感じることが出来る手段の一つだが、サッカー界に限らずネット上では増悪に満ちた人種差別的な発言に毒された世界を目の当たりにしている。虐待が個人に与える影響を過小評価できないし、多発する虐待に警鐘を鳴らす。この行為を無くすためには全員が協力する必要がある。クラブ、運営組織、ファン、メディア、政治家などが含まれ、SNS企業とコミットメントしていく」。

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「さらに真の変化をもたらすために、地域社会での教育と選手へのサポートを強化していく。だからこそ“#StopOnlineAbuse”は協会やリーグ、警察と協力して虐待の被害者を支援し、より広い範囲でこの問題を根絶するために集団的かつ強力な声を上げると約束する」。

アーセナルがSNS差別撲滅キャンペーンを実施 Photo Oli Scarff

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