中日の勝野昌慶投手(23)が無念のKO降板となってしまった。
31日の巨人戦(バンテリン)に先発し、3回1/3を5安打3失点で降板。開幕から福谷、柳が連続KOされ、小笠原、大野雄は好投しながらも打線の援護に恵まれず、いずれもチームは引き分けとなり、ここまで先発陣に勝ち星がついていない。
立ち上がりから制球が定まらない。先頭の梶谷に左前打を浴びると、ウィーラーから左翼へ先制2ランを被弾。さらに坂本と丸に四球を与えるなど一死一、二塁のピンチを招くと、中島に中堅フェンス直撃の適時二塁打を浴びて初回にいきなり一挙3点を失った。
2回は三者凡退に抑えて立ち直りかけたが、3回は無失点ながら2安打。2点リードがありながら4回は一死から梶谷に四球を与え、ウィーラーの打席を迎えたところで与田監督から交代を告げられてしまった。
「立ち上がり、あのようにリズムを悪くしてしまって申し訳ないです」と肩を落としながらも「ですが、すぐに点を取ってくれた野手の方、チームに感謝の気持ちが強いです」とコメントした。