国会議員在職25年 金子原二郎参院議員 功績をたたえ表彰

山東議長(右)から在職25年の表彰状を受け取る金子議員=参議院

 参院は31日の本会議で、長崎県選出の金子原二郎参院議員(76)=自民=を国会議員在職25年で表彰した。金子議員は壇上で謝辞を述べ「ふるさとを思い、ふるさとのためにこれまで働いてこられたことは身に余る光栄」と感謝した。
 金子議員は平戸市生月町出身。県議を経て、1983年に衆院議員初当選。5期目半ばの98年、知事に転じ連続3期務めた後、2010年から現職。議員、知事時代を通して西九州自動車道の建設促進などに力を入れ、通算の政治活動は約46年。選挙は無敗を誇り、昨年10月まで務めた予算委員長の在任期間は歴代最長の1124日に及ぶ。
 本会議では山東昭子議長が「常に憲政のために力を尽くされた」と表彰文を朗読。議場からは永年在職と功績をたたえ、与野党問わず大きな拍手が起きた。
 金子議員は謝辞で「政治を志した原点は生月島にあり、もっと暮らしやすいふるさとにしたいとの一心で今までやってきた」と振り返った。
 その上で、衆院議員時代に取り組んだ政治改革や選挙制度改革、知事時代に力を入れた市町村合併、行政効率化などの出来事を顧みながら「参院議員になってからも地元第一主義、ふるさと主権を掲げて活動を続けている」と本県発展の力になりたいとの思いを強調。政治生活を支える後援会や支援者、家族、スタッフに感謝の言葉を述べた。

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