ダルビッシュ 4・2開幕投手への不安を吹き飛ばす

ダルビッシュ(ロイター=USATODAY)

パドレスのダルビッシュ有投手(34)は31日(日本時間4月1日)に本拠地ペトコ・パークでの練習後にオンライン会見に応じてメジャー移籍後、2度目となる開幕投手について意気込みを語った。

レンジャーズ時代の2017年以来の大役を任された右腕は「プレッシャーになるのであまり言わないでほしいんですけど、ちゃんと自分が勝つためにできることをちゃんと準備をしっかりしてマウンドに立ちたいと思います」と笑顔で語る。17年の開幕戦は6回1/3を投げて4安打4失点で勝ち投手の権利を持って降板したが、8回に救援陣が追いつかれ、白星を逃がしチームも敗れた。

パドレスに移籍した今年のオープン戦では2試合を計5回無失点と順調だった。ところがオープン戦最終登板となった先月25日(同26日)のレンジャーズ戦は制球に苦しみ、3回を3安打4失点4四球と大乱調。地元メディアやファンを一瞬心配させた。「前回の登板の後しばらく寝れない日が続いたんですけど、昨日ブルペンでちょっと良くなって、今日のマウンドでの練習やキャッチボールもすごく良かったので、ちょっと自信が出てきました」と冗談を交え、不安を吹き飛ばした。

1日(同2日)の開幕戦は本拠地にダイヤモンドバックスを迎える。相手先発は通算120勝の左腕マディソン・バムガーナー(31)。ジャイアンツ時代は11年から6年連続13勝以上をマークし、14年にワールドシリーズMVPに輝いている。相手打線を圧倒して白星を挙げ、チームに勢いをつけたいところだ。

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