坂下千里子「働く姿を見せて子供を思うって、切なくもあり、美しくもある」 「約束の宇宙」鑑賞コメント

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エヴァ・グリーンが宇宙飛行士の夢と幼い娘の母親であることの狭間で葛藤する女性を演じる映画「約束の宇宙(そら)」が、4月16日から劇場公開される。ひと足先に本作を鑑賞した著名人によるコメントが公開された。

タレントの坂下千里子は、「子供の目に働く親が常にかっこいいとは限らない。 約束も破るし、話しをする時間も無い。でも、常にお互いを思い合うと言う事で繋がっている。 働く姿を見せて子供を思うって、切なくもあり、美しくもある」とコメント。ミュージシャンの矢野顕子は、「日々の生活や子供を育てること、と同列に宇宙で働くことがある。 映画でそれを描いてくれてありがとう」と思いを寄せている。

「約束の宇宙」は、ひとり親の女性宇宙飛行士のサラと幼い娘ステラとの、ロケット打ち上げまで日々を描いた作品。「007/カジノ・ロワイヤル」「ダンボ」のエヴァ・グリーンがサラを演じ、セザール賞の主演女優賞にノミネートされる評価を受けた。サラと同じミッションに参加する宇宙飛行士を、マット・ディロンが演じている。監督は、「裸足の季節」の脚本を手がけたアリス・ウィノクール。音楽は坂本龍一が担当している。

【コメント】 ※50音順

お会いした宇宙飛行士の方々は、完全無欠に思えました。 でもきっとそれぞれ悩みを抱えながら、宇宙へと飛び立っていたんですね。宇宙飛行士になりたい自分にとって、“観なければならない”映画でした。
―黒田有彩(タレント)

子供の目に働く親が常にかっこいいとは限らない。 約束も破るし、話しをする時間も無い。
でも、常にお互いを思い合うと言う事で繋がっている。 働く姿を見せて子供を思うって、切なくもあり、美しくもある。
―坂下千里子(タレント)

宇宙飛行士としてのキャリアと母としての役割、 その両立で葛藤する主人公エヴァ・グリーンの美しい演技に感嘆。何事にも全力で向き合う姿は、時にもどかしくもたくましく、 果敢に今を生きる私たちの背中を押してくれる。
―篠原ともえ(デザイナー/アーティスト)

セクハラ男やパワハラ男をも味方にし、元夫とも良好な関係を築いて、着々と夢を実現する主人公。
唯一コントロールできないのが娘の気持ち。宇宙への旅と、娘の心の宇宙を、忖度なく必死で守ろうとする姿がすばらしい。
―田嶋陽子(女性学研究者・元法政大学教授)

子育てをしながら働く女性であれば誰もが体験する母と子の繋がりの物語。自分の夢も娘も大切な宝物。仕事をしながら大切な家族を守っていく姿に元気をもらえる映画だ。
―永田美絵(コスモプラネタリウム渋谷チーフ解説員)

日々の生活や子供を育てること、と同列に宇宙で働くことがある。 映画でそれを描いてくれてありがとう。
―矢野顕子(ミュージシャン)

【作品情報】
約束の宇宙
2021年4月16日(金)TOHO シネマズ シャンテほか全国ロードショー!
配給:ツイン
ⒸCarole BETHUEL ⒸDHARAMSALA & DARIUS FILMS

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