新潟県三条市の道の駅「庭園の郷 保内」が親子利用を考えた設備を備えリニューアルオープン

新潟県三条市の道の駅「庭園の郷 保内」

新潟県三条市の道の駅「庭園の郷 保内」が1日、改装を終えてリニューアルオープンした。同施設は昨年、国土交通省により地域活性の拠点となる優れた企画のある「重点道の駅」に認定され、館内カフェコーナーに親子のくつろぎと遊びを考えた設備を追加している。

再開初日の1日から4日にはオープニングイベントを開催。先着300人に花の種のプレゼントや、寄せ植え体験、鉢花・植木のセールを実施しており、平日の昼間にもかかわらず地元から多くの人が訪れた。

館内カフェコーナー

滝沢亮市長と息子の颯大君

再開初日の午後には、オープンセレモニーが開催され、三条市の滝沢亮市長をはじめ、今年度から指定管理者となった株式会社テレコムベイシス(新潟県南魚沼市)の新保賢代表取締役やリニューアルのデザインを担当した株式会社イイヅカカズキ建築事務所(新潟県三条市)の飯塚一樹代表取締役が挨拶に立った。

セレモニー後には飯塚代表が関係者へ改装コンセプトを解説。大きく姿を変えたカフェコーナーには、子供の遊び場や授乳室など、親子での利用と交流を考えたを設備を新設したと話す。また、遊具は木製のジャングルジムや水をモチーフにした幼児用ゾーンなど自然をテーマとし、周囲には巨大な鉢植えを配置することで保内地域の伝統産業である園芸・庭園の要素とも共存するデザインだ。

セレモニー後、滝沢市長は息子の颯大君と共に実際にジャングルジムを利用し「改装前にも何度か訪れていたが、店内を回るにも常に子供を抱いていなくてはいけなかった。今後は遊び場へ安心して子供を預けることができるので、夫婦で店内を見て回ることもできるようになる」とコメント。

また「道の駅は過当競争の様相を呈しており、保内もこうした特化した部分ができるのは強みになる。三条には現在、3つの道の駅(保内の他は「漢学の里しただ」「燕三条地場産センター」)があるが、それぞれアイデアを共有して三条が盛り上がる要素になれば」と地域振興や観光の面にも期待を寄せていた。

設備のコンセプトを解説する飯塚一樹代表取締役

屋外の様子

屋内の様子

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道の駅「庭園の郷 保内」

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