【カリフォルニア州ランチョミラージュ1日(日本時間2日)発】女子ゴルフの海外メジャー「ANAインスピレーション」初日(ミッションヒルズCC=パー72)、笹生優花(19=ICTSI)が4バーディー、1ボギーの69をマーク、3アンダーの8位と好スタートを切った。首位はパティ・タバタナキット(21=タイ)で6アンダー。
折り返しの18番パー5、笹生は2オンに成功すると、イーグルこそ逃したものの、この日3つ目のバーディー。最終日には優勝者がグリーンを囲む池に飛び込むのが定番となっている“名物ホール”をしっかりと攻略した。
後半の2番パー5でも2オン2パットのバーディーを奪い、この時点で4アンダー。一時は首位に立つなど、常にリーダーズボードの上位に名を連ねた。
その後、1つスコアを落として迎えた最終9番パー5は、2打目がグリーン左のバンカーへ。3打目は左足下がりの難しいライからのバンカーショットとなり、バーディーフィニッシュとはいかなかったが、飛距離という武器を存分に見せつけた。
ラウンド後は「結構緊張してました」と話したが、それを感じさせないプレーぶり。「序盤にパットが入ってくれたのが良かったと思います」とグリーン上から流れを作った。
先週の日本ツアーを欠場し、ひと足早く渡米。ジュニア時代にプレー経験があるコースで行われる今大会に照準を絞ってきた。2日目に向け「何も変えず、ちゃんと休んで準備したいと思います」。19歳の快進撃は止まらない。