フェラーリのLMH、車両タイプはまだ確定せず。2023年の開幕デビューには自信/WEC

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 2023年にLMHル・マン・ハイパーカー規定のマシンでWEC世界耐久選手権のトップクラスに参加するフェラーリは、まだ開発するレースカーのタイプを確定させていない。スポーツカーレ―ス部門の責任者であるアントネッロ・コレッタは、メーカーが市販モデルをベースにするのか、純粋なプロトタイプカーを開発するのかを明らかにすることを拒否した。

 将来、フェラーリのライバルになるであろうトヨタとプジョーは、それぞれ2021年と2022年のシーズンに後者のルールに則ってLMHレースカーを製作する。一方、プロジェクトが中止されたアストンマーティンでは市販ハイパーカーのヴァルキリーをベースにしたマシンが作られる予定だった。

 イタリアのメーカーがロードカーベースとプロトタイプ、このどちらのセットに従うのかという質問に対して、コレッタは次のように述べた。

「その質問には将来的に答えたいと思っている」

「いま、私たちは両方のアイデアを検討している。正直なところ、私の頭の中では解決策は明確だ。しかし、今のところ私はこの決定にカバーをしておきたい」

 フェラーリは、2023年初頭のレースデビューを目指している。最初のトラックテストの目標は2022年の4月か5月だが、これは新型コロナウイルスの“パンデミック”の状況に左右されると考えられている。

 コレッタによると、健康危機に関連する制限によってフェラーリはプログラムの初期段階で「2~3カ月」の作業を要したが、2023年の「最初のレース」に出場する準備ができると確信しているという。

 その最初のレースの日付は、IMSAがシリーズのトップカテゴリーでLMHの参戦を認めるかどうかに依存する可能性がある。

 IMSAのシーズンは通常、年を跨がないWECのシーズンが始まる数週間前の毎年1月にデイトナで開催されるロレックス24(デイトナ24時間レース)でスタートする。Sportscar365はフェラーリがLMHで、WECとIMSAの両レースに参加することを熱望していることを理解している。