加熱式たばこ機器 長崎県内でも回収開始

長崎県内のたばこ販売店などにも設けられた加熱式たばこ機器のリサイクルボックス=長崎市、一屋商店

 日本たばこ協会(東京)などは1日、加熱式たばこ機器の使用済み本体と一部消耗品を回収するリサイクル事業を全国に拡大した。県内でも長崎、佐世保、諫早の計15店舗で回収ボックスを設けている。
 対象は「グロー」「プルーム」の2種。本体やカプセル、カートリッジも回収する。同協会によると、これまでは利用者が自治体の分別方法に従って廃棄していたが、地域によっては「回収困難と言われた」などの声があり、昨年2月から首都圏を皮切りに回収を始めていた。回収後は分別して再資源化する。「アイコス」は対象外。
 対象店舗は「リサイクル回収店舗」のステッカーを掲示。長崎市大黒町の一屋商店は「これまではお客さんが困って持ってきた分は店のごみとして捨てていた。制度が始まってよかった」としている。

 


© 株式会社長崎新聞社