旭化成半導体工場の復旧断念検討

世界的な供給不足に追い打ち

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 旭化成は3日、火災で操業を停止している宮崎県延岡市の半導体工場について、既存の建屋の復旧断念を検討していると明らかにした。損傷が大きいためで、今後は新工場の建設も含めて検討する。復旧断念に至れば、半導体の世界的な供給不足に追い打ちをかける可能性もある。

 火災は昨年10月に「旭化成マイクロシステム」延岡事業所で発生し、5階建ての工場のうち火元とみられる4階部分などの損傷が激しい。旭化成は半導体の代替生産を同業他社に委託し、取引先への供給を続けている。

 工場ではLSIを製造しており、音響メーカーや自動車メーカーなど幅広い業種の製品に採用されている。