キャサリン・レッグ、オール女性ラインアップのフェラーリでLMGTEアマクラスに参戦/WEC

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 女性ドライバーで構成されるフェラーリのレーシングチーム“アイアン・デイムス”におけるカテゴリーをまたいだチーム編成変更の結果、イギリス人女性ドライバーのキャサリン・レッグが、WEC世界耐久選手権のLMGTEアマクラスにエントリーするアイアン・リンクス85号車フェラーリ488 GTE Evoで、2021年のレースに参戦することが明らかとなった。

 IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のGTDクラスにチーム・ハードポイントEBMからエントリーしているレッグは、もともとはELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズにアイアン・リンクスからエントリー予定であった。

 WECでは当初、アイアン・リンクス85号車フェラーリ488 GTE Evoからラヘル・フレイ/マヌエラ・ゴスナー/ミシェル・ガッティンの3人がエントリーする予定であったが、ガッティンに代わってレッグがWECのラインアップに加わることとなった。

 ガッティンは代わりにELMSのラインアップへと残り、83号車フェラーリ488 GTE Evoをフレイとエスミー・ホーキーとともにドライブする。イギリス人のホーキーは、“アイアン・デイムス”プロジェクトに新たに加わっている。

 プロジェクトに新たに加わるもうひとりはドリアン・パンで、ミシュラン・ル・マン・カップでアイアン・リンクスのフェラーリ488 GT3 Evoのステアリングを握る。

 昨年、FIAガールズ・オン・トラックのライジング・スター才能発掘プログラムでファイナリストに残ったフランス人ティーンネイジャーのパンは、ペアを組むゴスナーからサポートを受けることとなる。

 ゴスナーが主にELMSサポートシリーズでレースをするなか、ポルシェカレラカップGBプロ/アマクラスのチャンピオンでGTEルーキーとなるホーキーが、ELMSにおける指名ブロンズ・ドライバーのポジションをゴスナーから譲り受ける形となる。

アイアン・リンクスのフェラーリ488 GTE Evo(2020年ELMS)

「ドリアンとエスミーが加わってくれてとても嬉しい」とアイアン・デイムスのプロジェクトリーダー、デボラ・マイヤーは述べている。

「アイアン・リンクスでレースし、驚くほど経験豊富なドライバーに囲まれることが、彼女たちのGTレースの環境への適合および進化を助けることになる」

「彼女たちは素晴らしい仕事ができると確信しており、すべてのドライバーの今シーズンの活躍を祈っている」

 ただし、レッグがWECにフル参戦しようとすると、同じくフル参戦を予定するIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権との間で、3つのイベントで日程が重複する。

 WECのポルティマオ8時間レースはIMSAデトロイト戦の新たなスケジュールと重複しているほか、WECモンツァ6時間レースはIMSAのライム・ロック・パークと、そしてWEC富士6時間レースとIMSAロングビーチ戦とバッティングしている。

 アイアン・リンクスは、今回のラインアップのシャッフルがWECの1戦に数えられるル・マン24時間レースのエントリーにも影響を及ぼすかどうかについて、明らかにしていない。現在のル・マン暫定エントリーリストでは、85号車にはフレイとガッティン、ふたりの名前のみが記載されている。