千鳥・大悟「嫁が結婚指輪を捨てた」からのちょっと感動する“いい話”

照れ笑いを浮かべる大吾

2日から新番組として始まった「人志松本の酒のツマミになる話」(フジテレビ系)で、千鳥・大悟(41)が「嫁が結婚指輪を捨てた」と明かした。大悟といえば過去に浮気報道があっただけに、修羅場にでもなったのかと思いきや…。

きっかけは夏菜(31)の「結婚指輪をしない男って何?」という問題提起だった。千鳥・ノブ(41)が「大悟がしてるの見たことない」と話を振ると、大悟は「ちょっとややこしいことになるんかな、この話。一回もつけたことないし、捨てられました」と衝撃告白。夏菜の「えー! なんで!?」という驚きの声がスタジオに響き渡った。

大悟は「でもこれね、そんなに悲しい話じゃない」と言いながら説明を始めた。「結婚した時、全然金がなくて、結婚指輪を嫁が買ってきたんですよ。2個で1万なんぼ、2万円ぐらいの。嫁が『これでいいよ』って、針金みたいな。安いから。で、ワシもつけてない、嫁もつけてなかった」

やがて、その指輪を巡ってこんなやり取りが。「東京に行く時かな。引っ越そうとなって、いらんもんを捨てるとかしてる時に、嫁がその結婚指輪を『これ、つける?』って聞いてきたんです。『つけんか。お前は』『私もつけない』と言った後に、嫁がゴミ箱を持ちながら『どうする』って言ったから、『捨てえ』」

これを聞いたゲストの矢部浩之は「お前、アホやな」。相方のノブも「捨てえ!?」と耳を疑った。騒然とする一同を前に大悟は「この『捨てえ』はボケやん!」と言い張ったが、妻にそんなボケは通じず「10年後に100倍にして返せ!」と言いながらゴミ箱に叩き込んだのだという。

そしてなんと「ちょうど今年で10年ぐらい。今年買えば約束を果たすというやつ」。最高のタイミングで披露された思い出話を聞き、ノブや松本人志が「もう買えるやん」「何十倍、何百倍に」と結婚指輪の“100倍超返し”を勧めると、大悟は「(妻は)忘れとる」と一度は笑いを取りながら、「ちゃんとそれはしますよ」と抑えた声で宣言した。話を最後まで聞けば、大悟の人柄や夫婦愛が伝わるいいエピソードだった。

大吾といえば、ちょうど1年前に亡くなった“師匠”志村けんさん(享年70)の愛車を、免許がないにもかかわらず、500万円出して購入したことで知られる。車は亡き師匠との思い出とともに大切に車庫に保管され、お金は志村さんの付け人の退職金代わりになった。そんな思いやりにあふれた大吾が今後、糟糠の妻にどんな結婚指輪を買うのか。注目が集まりそうだ。

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