西武・外崎が死球で左腓骨骨折 主力3人を欠くピンチを若手がチャンスに変えられるか

初回に死球を受け、表情をゆがめる西武・外崎

首位を走る西武に3人目の故障者が発生した。3日のソフトバンク戦(ペイペイ)に7ー4と勝利し引き分けを挟んで4連勝とした西武。一方で、この試合の初回一死満塁の第1打席で5番・外崎修汰内野手(28)がソフトバンク先発・高橋礼の投球を左足首付近に受けて転倒、悶絶。そのまま福岡市内の病院へ直行した。

検査の結果は最悪の「左腓骨(ひこつ)骨折」。西武はすでに4番・山川が左太もも裏の軽い肉離れ、2000安打まで残り72安打とする栗山が下肢の張りで離脱している。

また、前日にはオープン戦からコンスタントに結果を出してきた6位ルーキー・ブランドンが熱中症を訴え登録を抹消されている。

この穴を埋めるように、山川の代わりに二軍から昇格してきた呉念庭内野手(27)が、この日も3安打5打点の活躍でチームの勝利に貢献している。

主力の中軸3人を欠いた打線をどこまで若い力が補えるか。このチームのピンチで若手が一気に台頭してくるようなことがあれば、近年の懸案である選手層に厚みが出てくることは間違いないのだが…。

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