【競泳】圧巻Vの瀬戸大也 東京五輪へ手応え「かなり好記録を狙える」 

2位で五輪切符を手中にした井狩(左)を称える1位の瀬戸

競泳・日本選手権兼東京五輪代表選考会初日(3日、東京アクアティクスセンター)、男子400メートル個人メドレー決勝が行われ、個人メドレー2種目で五輪代表に内定している瀬戸大也(26=TEAM DAIYA)が、4分09秒12で優勝を果たした。

約4か月後に迫った東京五輪を前に「長野・東御市でも泳ぎ込んできて、この試合もあまり(練習を)セーブにきている」と〝通過点〟として挑んだ今大会。きっちりと結果を残したが「耐乳酸のところ、スピードを出したところでの持久力がまだできていない」と悔しさをにじませた。

その一方で「この時期にまだ体が(万全ではない)この状態のときに、4分9秒台っていうのはかなり金メダルへの手応えというのはすごく感じている」と納得の表情。今後に向けては「このまま引き続き淡々とトレーニングをして、夏に備えられたらかなり好記録を狙える。世界記録を目指して最低でも4分4秒台で五輪は泳ぎたい」と力強く決意した。

日本代表の平井伯昌ヘッドコーチ(57)も「瀬戸選手の記録もだいぶ上がってきた。1月2月の状況からたいぶ改善された。五輪本番に向けて明るい兆しが見えた」と高評価。日本のエース・瀬戸が調子を上げてきたようだ。

また、4分11秒88で2位に入った井狩裕貴(20=イトマン近大)が同種目2枠目で東京五輪代表の座を勝ち取った。

© 株式会社東京スポーツ新聞社