36メートルのロング滑り台登場 神奈川・伊勢原に子どもの広場

楽しそうにワイド滑り台を降りる子どもたち=伊勢原市総合運動公園

 伊勢原市西富岡の市総合運動公園で3日、新たに完成した「子どもの広場」の利用が始まった。市内で初めてロング滑り台などの大型遊具を備え、大山や相模湾を一望できる展望台も整備。多くの親子連れらが訪れ、子どもたちの元気な声が響いた。

 高低差がある地形を生かした約7千平方メートルの広場には、幅4メートルのワイド滑り台や全長36メートルのロング滑り台のほか、丸太渡りやターザンロープなどの木製アスレチック遊具を配置。ストレッチができる健康器具6基も備え、子どもから大人まで楽しめるスペースとした。国交付金を活用し、昨年7月から整備していた。

 完成披露式典で、髙山松太郎市長は「親子3世代が楽しめる公園整備は市の悲願だった。伊勢原で子育てをしてもらう選択肢になれば」と語った。

 家族で訪れた金子泰士さん(33)=同市=は「厚木や秦野の公園まで車で30分かかっていたのが自転車でも来られる距離になった」。長男の櫂士くん(7)は「ロング滑り台はスピードも出て、スタートからゴールまであっという間。毎日来たいぐらい楽しい」と話し、笑顔で園内を駆け回っていた。

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