【レスリング】アジア予選出場のグレコ〝パンチコンビ〟 五輪切符獲得に向けて気合十分

気合十分の高橋(左)と角(提供写真)

レスリングの〝パンチコンビ〟が大暴れだ。東京五輪アジア予選が9日からカザフスタン・アルマトイで行われる。グレコローマンはすでに五輪代表に決定している60キロ級・文田健一郎(25=ミキハウス)以外の5階級が出場。運命の一戦に、頭から気合を入れて臨むのが67キロ級の高橋昭五(26=神明精肉店)と87キロ級の角雅人(27=自衛隊)だ。

2人ともパンチパーマの愛好者。いかついイメージのあった髪形だが最近、再び注目を集めており、高橋も角も「かっこいい」(角)「まさにジャパニーズスタイルです」(高橋)と魅せられ愛用。偶然にもグレコ日本代表に2人のパンチ選手が揃った。競技中も全く乱れぬ鉄壁ヘアはレスリング向きだ。3日の出発を前にきっちり巻き直してもらい、気合を入れた。

「26歳といういい時に自国で五輪が開催されるなんて、なかなかないこと。絶対に出場して、メダルを獲得したい」(高橋)「しっかり枠を獲得して五輪へスタートを切りたい」(角)。髪も心も体も整え、決戦に挑む。

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