【柔道】小川直也氏の長男・雄勢が斉藤仁氏の次男・立に勝利も…100キロ超級Vはならず

小川雄勢

ライバル対決第2章は…。柔道の世界選手権(6月、ブダペスト)の代表選考会を兼ねる全日本選抜体重別選手権(福岡国際センター)最終日が4日、男子7階級で行われ、100キロ超級の準決勝では注目の〝サラブレッド対決〟が実現した。
バルセロナ五輪95キロ超級銀メダルの小川直也氏(53)の長男、小川雄勢(24=パーク24)が、2019年11月の講道館杯で反則負けを喫した、95キロ超級五輪2大会連続金メダルの故・斉藤仁さんの次男、斉藤立(19=国士舘大)と対峙。

2度目の2世対決でリベンジに燃える小川だったが、先に指導を2つ取られ苦しい展開。だが粘りを見せて延長に入ると、スタミナの切れた斉藤のアゴが上がり始める。そこを見逃さずに支え釣込み足で一本勝ちし、見事に雪辱を果たした。

24年パリ五輪に向けこれからも続いていくことは間違いない2人の戦い。この宿命の対決を制し、18年以来の優勝を狙ったが、決勝では佐藤和哉(25=日本製鉄)を相手に延長3分過ぎに小外掛けで一本負けし、唇をかんだ。

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