キリストの復活を祝うイースターが日本で定着? 認知度は92・4%でイベント続々

イースターをテーマにしたアフタヌーンティー

4日はキリストの復活を祝うイースター。欧米などでは、卵やうさぎをかたどった料理や卵料理を家族と一緒に食べて祝うという。

日本でも徐々に定着しており、元プロゴルファーでタレントの東尾理子(45)や元横綱でタレントの花田虎上(50)が公式ブログでイースターを楽しむ様子を投稿したり、任天堂の人気ゲーム「あつまれ どうぶつの森」がイベントを開催するなど、盛り上がりを見せていた。

「イースターは春分の日の後の最初の満月の次の日曜日と定められていて、毎年日付が変わります。そのため、ハロウィーンやクリスマスに比べるとなじみが薄かったですが、近年、テーマパークが一大イベントを行うなど、着実に浸透しています」(イベント関係者)

その言葉通り、食品メーカー・キューピーの調査では、イースターを「知っている」「名前だけ聞いたことがある」と答えた人は92・4%で、過去最高の認知度だ。

同社の広報は「イースターのシンボルである卵を国内で最も多く扱うメーカーとして、2011年からイースターへの取り組みを始めていて、今年も特設サイトで卵を使った料理のレシピなどを紹介しています」。

知らないうちに終わってしまう人もいるだろうが、日本では当日だけでなく春の間中イースターを楽しめる。

「毎年日付が変わる分、曖昧なのがいいところで、春の訪れを祝うイベントとして5月いっぱい楽しめる催しがほとんど。特に人気なのがアフタヌーンティーです」(前述のイベント関係者)

イースターをテーマにしたアフタヌーンティーは多数開催。特に卵形のチョコレートなど、映える写真が撮れると話題なのが、ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ(東京・港区)で5月末まで提供中のフランスの高級チョコレート・ヴァローナを使ったもの。

「17年からチョコレートで作ったイースターエッグを販売していますが、今年はアフタヌーンティーも実施したところ、週末は予約が取りづらい状況で、人気の高まりを感じます」(同ホテルの広報)

通常のラウンジ以外に客室で食べられるプランも好評で、コロナ禍でも工夫してイースターを満喫しているようだ。

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