インハイをズドン! 鷹・柳田が2戦連発 打たれた西武・平井は苦笑い

中越えに本塁打を放つ柳田

ソフトバンク・柳田悠岐外野手(32)が4日の西武戦(ペイペイ)で、ライバルを震え上がらせる強烈な一発を見舞った。0―2で迎えた4回、バックスクリーンへ2試合連続の3号ソロ。「昨日のホームランがいいきっかけとなり、いいスイングができている」と手応え十分の当たりだった。3日の同戦では第1打席から3打席連続空振り三振に倒れながら、9回に左翼席へ意地の2号ソロを放っていた。この日は第1打席でも右中間二塁打。試合をまたいで3打席連続長打で本来の姿を取り戻し始めた。

この日のアーチも、ギータらしいインパクトの大きな一発だった。西武先発の平井克典投手(29)の被弾後のリアクションがそれを物語っていた。打たれた球は、森友哉捕手(25)が構えた通りのインハイへの146キロ真っすぐ。平井はマウンド上で着弾点を見届けると、首をひねりながら苦笑いを浮かべるしかなかった。過去には「右手一本弾」「バット折り弾」「体勢を崩されながら逆方向弾」など記憶に残るアーチを架けて、威厳を放ってきた鷹の大砲。まだ本調子ではないが、今後に弾みをつける意味でも価値ある一発となった。

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