マルシェでにぎわい創出 対馬・上県 若者グループ初開催

はとばマルシェでハンドクリーム作りを楽しむ親子連れ=対馬市上県町

 対馬市のまちおこしに取り組む公務員や自営業などの若者グループが3日、初めてのイベント「はとばマルシェ」を上県町で開催した。市内外の雑貨店や飲食店などが集い、子どもからお年寄りまで幅広い年代が詰め掛けて、買い物や食事、物作り体験を楽しんだ。
 地域のにぎわいにつなげようと、同町の交流拠点「hatoba(ハトバ)」を運営する20~30代が初めて企画した。地元店と、運営メンバーと交流がある対馬市や壱岐市、熊本県や佐賀県の飲食店や雑貨店など計11店が参加した。近くの洋服店「渡辺衣料店」とハトバの2カ所を会場として開放。来場者は消しゴムはんこ作りや蜜ろうを使ったハンドクリーム作り体験のほか、音楽ユニットによるパフォーマンスの観賞、カレーやコーヒーなどの飲食をした。
 ハトバのメンバー巴山剛さん(39)は「小さい子から年配の人まで来てもらい、にぎわってよかった。このイベントが日常の楽しみになるよう今後も定期的に続けていければ」。ハンドクリーム作りなどを楽しんだ市立佐須奈小3年の佐護綾夏さん(8)は「お風呂上がりにクリームをつけたい」と話した。

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