上瀬谷通信施設跡地での「花博」、横浜市がアセス着手

横浜市役所

 上瀬谷通信施設跡地(横浜市旭・瀬谷区)で2027年に開催を目指す国際園芸博覧会(花博)に向けて、横浜市が環境影響評価(アセスメント)の手続きに着手した。市条例に基づいて「計画段階配慮書」を作成し、19日まで市環境影響評価課、旭・瀬谷両区の区政推進課で縦覧する。

 配慮書は、事業計画の概要、周辺地域の大気や土壌などの環境、人口や交通など社会的状況を記載。「グリーンインフラを実装し、ヒートアイランド現象の緩和に寄与する」「シャトルバスを導入するなど、周辺道路への交通集中の回避に努める」など、17項目の配慮内容をまとめた。

 市ホームページでも公表しており、ほかに配慮すべき事項を伝えたい場合は、縦覧期間中に市長宛の環境情報提供書を提出できる。

 同跡地を巡っては、土地区画整理事業など三つの関連事業でそれぞれ環境影響評価を実施している。

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