江戸時代の絵図など 長崎開港450周年記念切手発売

長崎開港450周年を記念したオリジナルフレーム切手(日本郵便九州支社提供)

 日本郵便九州支社は5日、長崎開港450周年を記念したオリジナルフレーム切手の販売を始めた。デザインは、江戸時代に描かれた長崎港の絵図や、国内外の帆船が集合する「長崎帆船まつり」の写真などを採用した。1シートは84円切手の10枚組で1400円。2000部限定。
 27日の開港記念日を前に、長崎港の歴史や文化を市内外に発信する狙い。同社と市が連携して企画・作成した。絵図は、長崎歴史文化博物館の収蔵品から引用。長崎の夏の風物詩「長崎ペーロン選手権大会」の写真も盛り込んだ。
 県南地区の6市2町(長崎、諫早、雲仙、島原など)の144の郵便局で販売している。日本郵便のインターネットサイトからも購入できる。
 5日、長崎三原郵便局の松田宏局長らが長崎市役所を訪れ、田上富久市長に切手シートを手渡した。松田局長は取材に、切手を通して「『長崎に行ってみたい、見てみたい』と思うきっかけをつくりたい」と話した。

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