新型コロナ 県内50人感染、1人死亡 4週連続で前週超え

 県は5日、新型コロナウイルスに感染し、入院していた那覇市の80代男性が死亡したと発表した。累計の死亡者数は129人。新規感染者は10歳未満から80代の50人で、3月9日から4週連続で前週の同じ曜日の感染者数を超えて推移している。

 直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は44.49人で、3日連続で全国最多となった。

 亡くなった男性は3月13日に陽性が判明し、同28日に死亡が確認された。新規感染者50人のうち、30人は接触感染と推定される。内訳は職場15人、家庭内9人、知人・友人3人、飲食2人、施設1人。残り20人の感染経路は現時点で判明していない。 年代別では10歳未満と10代各3人、20代19人、30代15人、40代と60代各3人、70代と80代各2人。20~30代の感染者数が全体の約7割を占める。

 居住地別は那覇市が最多の24人、豊見城市7人、宜野湾市4人、浦添市と宮古島市各3人、沖縄市と南城市、南部保健所管内、中部保健所管内が各2人、名護市1人となっている。

 米軍関係は4日に嘉手納基地7人、キャンプ・キンザー2人の計9人、5日にキャンプ・フォスター2人の感染が確認され、累計は1183人となった。

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