第1週の週間MVPはメルセデスとホズマー ともに打率6割台

日本時間4月6日、2021年シーズン第1週の週間最優秀選手(週間MVP)が発表され、ア・リーグはイェルミン・メルセデス(ホワイトソックス)、ナ・リーグはエリック・ホズマー(パドレス)が選出された。メルセデスは1900年以降では史上初となる「開幕から8打数連続安打」を達成し、3試合に出場して14打数9安打(打率.643)の大活躍。一方のホズマーも3試合で11打数7安打(打率.636)とメルセデスに匹敵する高打率をマークした。

メルセデスはマイナー通算2397打席を経験している28歳の新人捕手。開幕戦は出場機会がなかったが、「8番・DH」でスタメン出場した開幕2戦目で二塁打1本を含む5打数5安打4打点の大活躍を見せると、翌日は6番に打順が上がり、二塁打1本、本塁打1本を含む4打数3安打2打点。「開幕から8打数連続安打」は1900年以降の現代野球では史上初の快挙となった。

開幕4連戦のうち3試合に出場して打率.643、1本塁打、6打点、OPS1.643の好成績をマーク。昨季までメジャーでの出場が1試合だけだったメルセデスが週間MVPを受賞するのはもちろん初めてである。ホワイトソックスでは短縮シーズンの昨季、ホゼ・アブレイユとルーカス・ジオリトの2人が週間MVPに選ばれており、それ以来の受賞となった。

ホズマーはロイヤルズ時代の2017年に受賞経験があり、キャリア通算2度目、ナ・リーグでは初の受賞。開幕戦で二塁打1本、本塁打1本を含む4打数3安打3打点の活躍を見ると、翌日も2号2ランを含む3打数3安打3打点を記録し、開幕3試合で打率.636、2本塁打、6打点、OPS2.030の好成績を残した。

パドレスは昨季、短縮シーズンの10週間で延べ3人の週間MVPを輩出(フェルナンド・タティスJr.が1度、マニー・マチャドが2度受賞)。大型補強を経て臨む今季は何人の週間MVPが誕生するか注目だ。

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