熊本地震の記憶 5年で「風化」6割超 意識に地域差、若年ほど話題にせず

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 熊日の「SNSこちら編集局」(S編)は、熊本地震から5年となるのを前に、意識や行動の変化について公式LINEでアンケートを実施した。この結果、地震の記憶が風化していると感じている人が全体の6割を超えた一方、被害が大きかった益城町や南阿蘇村などでは5割未満にとどまり、県内でも地震に対する記憶に差が生じていることが分かった。

「地震の記憶」については、「かなり風化している」(11%)、「やや風化している」(50%)が計61%。「あまり風化していない」(31%)、「まったく風化していない」(8%)で計39%。

 地域別でみると、風化していないと感じている人は益城町53%、南阿蘇村63%など16市町村で半数を超えたが、全体では比較的被害が少なかった荒尾・玉名両市や県外などでは風化を感じている人の割合の方が多かった。

 熊本地震を話題にする頻度に関し、「月に1回以上」は35%、「3カ月に1回程度」は29%。年代別では、30代以上は「月1回以上」がいずれも3割を超えたが、19歳以下は8%で、「ほとんどしない」が34%で最も多かった。

 一方、地震からの復興について「とても実感している」(18%)、「ある程度実感している」(65%)との回答は計8割以上となった。「あまり実感がない」と「まったく実感がない」は計5%にとどまった。

 アンケートは1~4日に実施し、県内を中心に1340人が回答。県内に大きな被害をもたらした14日の前震と、16日の本震を経験し、気持ちや暮らしにどのような変化があったかなどを聞いた。(原大祐)
 ※アンケートのその他の項目は、後日紙面で紹介します。