「平和への誓い」20人応募 長崎市、昨年より7人増

 長崎市は5日、8月9日の平和祈念式典で「平和への誓い」を述べる被爆者代表の公募に、市内外の20人(男性12、女性8)から応募があったと発表した。昨年より7人増え、公募を始めた2017年の21人に続く多さ。市は「(今年1月に)核兵器禁止条約が発効され関心が高まっているためでは」とみている。
 応募者は75歳(被爆当時0歳)~94歳(同18歳)で年代別に70代4人、80代14人、90代2人。県内が11人(長崎市8、諫早市2、雲仙市1)、県外は9人。国外からの応募はなかった。20人中12人が過去にも応募したことがある。
 市は被爆者の高齢化が進む中、17年に被爆者代表の公募を始め、18年から被爆者健康手帳を持たない人にも間口を広げた。識者らによる初回の審査会を今月14日に開催し、5月下旬をめどに代表者を決める予定。

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