フェルッチが琢磨のチームメイトに。レイホール・レターマン・ラニガンからインディ500に参戦

 NTTインディカー・シリーズに参戦するレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングは、5月30日に決勝レースが行われる第105回インディアナポリス500マイルレースでサンティーノ・フェルッチを起用することを発表した。

 アメリカ東部出身の元F1候補生でもあるフェルッチは、2018年にデイル・コイン・レーシングからインディカー・デビューし、翌年フル参戦を果たすと、関係者を魅了するパフォーマンスを見せる。

 2020年もデイル・コインから参戦し、インディ500での4位に入るも、その後はシングルフィニッシュを果たすことができず、2021年はシートを失っていた。

 フル参戦のシートを手にすることができなかったフェルッチだが、4月5日にレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングからインディ500に参戦することを発表。

 アメリカ中西部に展開するスーパーマーケットチェーン「ハイヴィー」をスポンサーに、佐藤琢磨、グラハム・レイホールのチームメイトとして3台目のステアリングを握る。

「レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングからインディ500に参戦できることに興奮しているよ。素晴らしい機会であり、チーム、オーナー、パートナーたちが僕を信じてくれたことを感謝せざるを得ないね」とフェルッチ。

 レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングは、昨年のインディ500で優勝を果たした佐藤琢磨をはじめ、3位のレイホール、4位のフェルッチとトップ5ドライバー3名で挑むことになる。

 ハイヴィーは、昨年のアイオワ戦でレイホールのメインスポンサーを務め、そのレースではレイホールが3位入賞。インディ500では、3台目のスペンサー・ピゴットのスポンサーを務めている。

「ハイヴィーが再び我々のプログラムのパートナーになることは素晴らしいことだ。私や家族は、中西部に住んでおり、ハイヴィーが成長し続けていることを見ていたよ。ハイヴィーブランドを宣伝し、特別な瞬間を作り出すことを楽しみにしている」と共同オーナーのボビー・レイホールはコメントしている。

2020年のアイオワ戦で15号車のメインスポンサーを務めたハイヴィー

© 株式会社三栄