「モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~」の橋部敦子が第39回向田邦子賞に決定!

向田邦子賞委員会と株式会社東京ニュース通信社が主催する、優れた脚本作家に贈られる向田邦子賞の第39回選考会が4月6日に東京・渋谷で行われ、2021年1月23日~4月3日に放送された「モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~」(テレビ朝日系)の脚本を手掛けた橋部敦子氏の受賞が決定した。

授賞理由は「物や植物と対話して、自分に正直に生きてゆく若い女性をためらいなく描いてさわやかな感動がある。周辺の人物も、シンプルだが優しい目線で描かれ、作品に幅と統一感をもたらしている。この安定した筆力は向田賞に値する」というものだった。

【プロフィール】

橋部敦子(はしべ あつこ)
1966年生まれ。愛知県出身。93年に第6回フジテレビヤングシナリオ大賞で「悦びの葡萄」が佳作に選ばれ、95年に「SMAPのがんばりましょう NAKED BANANAS」で脚本家デビュー。主なテレビドラマ脚本に「僕の生きる道」「僕と彼女と彼女の生きる道」「僕の歩く道」(いずれもフジテレビ系=関西テレビ制作)、「A LIFE~愛しき人~」(TBS系)、「僕らは奇跡でできている」(フジテレビ系=関西テレビ制作)、「知ってるワイフ」(フジテレビ系)などがある。

<向田邦子賞とは>

故・向田邦子さんがテレビドラマの脚本家として、数々の作品を世に送り出し活躍してきた功績を称え、現在のテレビ界を支える優秀な脚本作家に贈られる賞として、1982年に制定。主催は「TVガイド」を発行する東京ニュース通信社で、選考は歴代受賞者らによる向田邦子委員会が担当。前年度に放送されたテレビドラマを対象に、選考委員がノミネート作品を選定。本選を含めて4回の討議を経て受賞作品を決定している。選考委員は池端俊策氏、冨川元文氏、大石静氏、岡田惠和氏、井上由美子氏(向田邦子賞受賞順)。

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