竹山〝誤認発言〟に激怒の小池都知事にブーメラン「花粉症ゼロどうなった?」

左からカンニング竹山、小池百合子

すこぶる評判が悪い。

小池百合子都知事が、お笑いタレント・カンニング竹山の〝誤認発言〟に激怒している。

発端は先月28日放送のTBS系バラエティー「アッコにおまかせ!」。竹山は小池氏が出演したユーチューブ広報動画について「制作に4・7億円かかってるんですよ。全部じゃないけど、そのうちの一本に4・7億円の税金が使われている」と発言した。その数分後、事実誤認に気付いた竹山は「4・7億円は、動画制作費ではなく、広告費全体の経費でした」と訂正し「すみません」と謝罪していた。

この発言に東京都が反応。放送翌日、TBSと竹山の所属事務所「サンミュージック」へ発言の訂正を求める抗議文を送ったという。

騒ぎが拡大したため、TBSは4日放送の「おまかせ」でも小林広輝アナウンサーが「番組をご覧いただいている皆様に誤った情報をお伝えしたことをおわび申し上げます」と再謝罪した。

「竹山さんは以前から小池都知事に批判的でフジテレビ系『バイキング』では『何もやってない!』と訴えていた。それがネットニュースとなることを小池サイドは快く思っていなかった。7月には都議選もある。早い段階でプレッシャーをかけようと考えたのでは?」とは永田町関係者。

今回の件に関連して、ネット上では小池氏が2017年10月にブチ上げた「12のゼロ」がヤリ玉に挙げられている。これは新党「希望の党」を立ち上げ、衆院選に臨む際に同氏が〝公約〟として掲げたもので、以下になる。

(1)原発ゼロ、(2)隠ぺいゼロ、(3)企業団体献金ゼロ、(4)待機児童ゼロ、(5)受動喫煙ゼロ、(6)満員電車ゼロ、(7)ペット殺処分ゼロ、(8)フードロスゼロ、(9)ブラック企業ゼロ、(10)花粉症ゼロ、(11)移動困難者ゼロ、(12)電柱ゼロ

一体どれほどの成果が出ているのだろうか…。ネット上では竹山に抗議する前に「12のゼロは?」「こっちも検証すべき」「花粉症ゼロどうなった?」といった声が相次いでいる。

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