全国の医療従事者に感謝、観光事業者にエール 10日に史上初、箱根芦ノ湖4湾一斉花火

過去の別の花火大会の様子(箱根町観光協会提供)

 新型コロナウイルス感染症を巡り、全国の医療従事者への感謝や観光事業者へのエールを発信しようと、芦ノ湖(神奈川県箱根町)で4月10日、「芦ノ湖四湾一斉花火大会」が開かれる。地元観光協会や観光事業者らでつくる芦ノ湖・芦之湯地区観光連絡協議会の主催。

 同日午後7時半からの15分間、箱根湾・元箱根湾・箱根園湾・湖尻湾の4カ所で、2尺玉の水中花火などを一斉に打ち上げる。同協議会の同大会実行委員会によると、芦ノ湖での花火は100年以上前から行われていたとの記録が残るが、4湾一斉打ち上げは初めてという。

 感染防止のため、打ち上げ場所周辺ではマスク着用や他の来場者との間隔を空けるよう呼び掛ける。

 実行委の杉山慎吾さんは「伝統の花火が、ウィズコロナの世の中を少しでも明るく乗り切るための光になれば」と話している。

 荒天時は11日に順延する。問い合わせは、町総合観光案内所電話0460(85)5700。

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