「歴史の礎を築いていく」 3校統合 新・有家小に 南島原で記念式典

新しい校歌を斉唱する児童ら=南島原市、有家小

 長崎県南島原市有家町内の有家、蒲河、新切の3小学校が統合して誕生した新しい市立有家小(山下晋吾校長)は6日、同校体育館で開校記念式典を開催し、2~6年生239人や教職員らが新たな門出を祝った。
 新有家小は新築で鉄筋コンクリート造3階建て。延べ床面積は約5千平方メートルで計16教室ある。市は2012年に策定した「市立小学校適正規模・適正配置実行計画」に基づき、統廃合を実施。06年の自治体合併時は計31校(うち分校6校)だったが、計15校(同2校)になった。
 式典では児童の光り輝く未来や、健やかな成長への願いが込められた新たな校章の入った校旗を、松本政博市長が山下校長に手渡した。松本市長が「校章や校歌にふさわしい、有家小の歴史がつくられていくことを期待しています」と式辞。山下校長が「新しい学校への期待に胸を膨らませていることでしょう。みんなで仲良く、笑顔で。明るく元気な学校にしていきましょう」とあいさつした。
 児童代表の6年、松島花純さん(11)が「これから何十年、何百年と続いていく有家小の歴史の礎を築いていくのは私たちです。力を合わせて頑張っていきましょう」と決意。仲間と明るく、爽やかに歌うことを願って作られた校歌を斉唱した。

真新しい有家小校舎

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