元HKT48・冨吉明日香プロデュースのアイドル・泡恋、初の単独公演を開催。シングルCD発売も決定!

「あの日、あの綺麗な雲の下で僕等は出会った みんなと楽しそうに話すきみが 僕には少し儚げに見えたのはなぜだろう 目を離すと消えてしまいそうな きみは泡に似ている この気持ちが恋だと僕はきっと ずっと前から気づいていた。」という名前の女性アイドルグループをご存じだろうか。略して「泡恋」と呼ばれる彼女たちは、櫻井むむ、河西りせ、吉川あみ、双葉ゆめの4人で構成。ライブ配信アプリ・17(イチナナ)LIVEを通したオーディションで選ばれ、2020年夏から活動を開始した。元HKT48の冨吉明日香と「なんキニ!」などを手がけるエンターテインメント集団・HOT DOCKがタッグを組んだプロデュースでも話題になっている。

そんな泡恋初の単独公演「わたし、泡恋しています。」が3月27日に東京都渋谷区の「studio W」で行われた。

ライブは「野良猫」でスタート。猫の手ポーズの振り付けが印象的な、始まりにはぴったりなアッパーチューンだ。さらに「シンデレラ」を披露。観客はペンライトを振って“応戦”し、客席は2曲目にして既に熱気があふれる展開に。

続いてステージは各メンバーによる「チャレンジ企画」のコーナーへ。トップを担った櫻井は、IZ*ONEの「Panorama」のダンスに挑戦。普段とは少し違う大人の女性の色香をまとったダンスに観客は驚いた。吉川はNiziUの“縄跳びダンス”でおなじみの「Make you happy」にのせて踊り…ではなく二重跳びを披露。何度か失敗はあったようだが、無事クリアすることができた。双葉はアコースティックギターを手にYUIの「CHE.R.RY」を弾き語りでカバー。まだおぼつかない様子で手元を確認しながらの演奏ではあったが、ほほ笑ましい一幕となった。

この日は新衣装もお目見え。淡い青を基調とした衣装は、清楚で愛らしい印象を受ける。お色直しを済ませた4人は新曲の「栞」を含む3曲を披露した。

ライブ本編の最後を飾ったのは、河西の「チャレンジ企画」。彼女が演奏するキーボードに合わせて、櫻井、吉川、双葉がAKB48の「桜の木になろう」を歌唱。会場からは大きな拍手が送られた。

アンコールでは、新曲の「次の桜が咲く頃までには」と「こころね、ビードロ」を熱唱。4人は初の単独公演を最後まで満喫するかのように、力強く元気いっぱいにパフォーマンスした。

また、プロデューサーである冨吉も登壇。この日歌った「栞」「この桜が咲く頃までには」を収録した音源を、7月7日に1stシングルとして発売することを発表。うれしいニュースにメンバーが涙ぐむ場面も見られた。

そして、最後にメンバーはそれぞれ感想を語った。

河西 「デビューしてから思うように活動できなかったけど、ここまで皆さんついてきてくださってありがとうございます。7カ月たって成長したなと思ってもらえましたか? まだまだ課題はたくさんありますけど、これからも頑張っていくので応援してください」

吉川 「こんなに来てくださると思っていなかったのでビックリしてるんですけど。個人的には二重跳びができてよかったなと思っています。私はダンスがすごく苦手ですが、二重跳びができたことをきっかけに、私もキレッキレに踊れるようになりたいと思います。デビューしてからの7カ月間で気持ちもガラッと変わり、やっとアイドルになれたと実感しています」

双葉 「このワンマンライブが決まってから今まで、うれしいことも悲しいこともいろいろあったんですけど。一人一人チャレンジを披露できてよかったし、新曲を披露できたのも『聞きたい』と言ってくださる皆さんのおかげだと思っています。大学も卒業し、これからはアイドル活動を頑張っていきないと思っています」

櫻井 「泡恋のライブを見て、うれしがったり泣いてくれたりというみんなの反応を見るたびに、アイドルになれてよかったなと思っています。これからも応援されることが当たり前だと思わずに頑張っていきたいと思いました」

まだまだ初々しさの残る4人。これからCDデビューに向けてどんなふうに成長していくのか。泡恋の今後に期待したい。

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