伊勢・赤十字病院 がん医療で県内初の高度型指定 「他ではできない治療を」 三重

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【県内初となる高度型の地域がん診療連携拠点病院に指定された伊勢赤十字病院=伊勢市内で】

 【伊勢】伊勢赤十字病院(三重県伊勢市船江一丁目)は、厚労省により高度型の地域がん診療連携拠点病院に指定されたと発表した。指定は3月29日付で、県内での指定は初という。

 地域がん診療連携拠点病院は、地域を問わず質の高いがん医療を提供することを目的に厚労省が指定する病院。専門的ながん医療の提供や地域での診療連携協力、がん患者への相談支援や情報提供などの要件を満たした全国298施設が指定を受けている。

 同院は県内4つの二次医療圏のうち、松阪や伊勢志摩地域の市町を含む南勢志摩医療圏に所属し、平成14年8月に地域がん診療連携拠点病院に指定された。

 指定要件に加えて、昨年5月から稼働している緩和ケアセンターの整備や、認定看護師の育成への取り組み、同一医療圏内でがんの診療実績が最も優れていると評価されたことなどから、より要件の厳しい高度型の指定を受けたという。

 同院のほか、神奈川県の藤沢市民病院や香川県の香川労災病院など4カ所が新たにこの春指定を受け、全国の高度型指定施設は51施設となった。

 同院の楠田司院長(62)は「他ではできない高度な治療ができる施設を目標に昨年から取り組んでいた。今後はがんゲノム医療連携病院指定を目指して取り組みを進めたい」と話した。