ヒグマ目撃情報各地で 出没・被害額増加の北海道 「仮想空間」で対策ゲーム

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ヒグマ目撃情報各地で 出没・被害額増加の北海道 「仮想空間」で対策ゲーム

春になりヒグマが活発に活動を始める時期を迎えました。

すでに北海道各地でクマの目撃情報が相次ぎ注意が必要ですが、七飯町では「クマ対策」を学べるゲームも登場しました。

3月2日、浜中町の国道44号。白い息を吐きながら、車の前を走っているのは「ヒグマ」です。

4日には神恵内村にもクマの姿が。

ことしもすでに各地で目撃が相次いでます。北海道などによりますと、捕獲数は2013年からの5年間で約1.5倍に。

農業被害額も倍以上に膨れあがっています。

おととしには札幌市内の住宅街でも、連日クマが出没。

総務省の調査によると、北海道では住民への周知など出没後の対策が進む一方、農地を電気柵で囲うなど出没を予防する対策は進んでいないといいます。

七飯町で鳥獣対策などに携わる吉田浩平さんです。

クマの問題を身近に感じてもらおうと、ある「ゲーム」を開発しました。

(吉田浩平さん)「クマ対策ゲームです。仮想空間のなかで、実際に近いような体験ができるようになっています」

七飯町を舞台にしたオリジナルのボードゲームです。プレーヤーは「住民」と「クマ」側にわかれます。

クマ側は農作物を意味する緑色の駒やゴミを表す赤色の駒を取りに行きますが、住民側は電気柵の駒などを使ってクマが人里に出没しないようにします。

(吉田浩平さん)「(ゲームを通じて)誰かがやるのではなくみんながクマの被害を防ぐために関わっていけるような意識を持っていくのがいいかなと思う」

毎年、各地でクマによる被害が報告される北海道。

生ごみを外に放置しないなど、クマが住宅街に近付かないように行動することが重要です。